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HONOKUNI Music Maestros Vol.3

2017 , 2 / 14 by share-gaki //

「箏といえば ‟さくら さくら” から始まった「穂の国音楽マエストロたち」第3回目は、箏曲家の杉浦充さん。
FM 豊橋にも出演されてらっしゃるそうで、ジョークも交えたお話と、ぐいぐい惹きつける演奏もで、とても愉しい講座でした。

江戸時代にできた初めての教則本が「さくら」。箏の13弦の真ん中の音が「さくら」の「さ」で、実際に調弦する杉浦充さん。いまでこそチューナーを使って調弦するけど、昔は歌に合わせて調弦していったんだそうです。

箏は中国から伝わってきた楽器で、中国において13弦箏は滅亡し、今は日本だけ。
桐は軽いイメージがあるけど、日の当たらない斜面で育てられた箏に使う桐は、目の詰まった年輪ゆえに重く、3年乾燥させてつくられる。
箏の糸は、昔は絹だったけど、乾燥や湿度の変化に弱く切れてしまうので、今は箏用につくられたテトロンを使い、箏柱(ことじ)も、昔は枝を使っていた。

箏には生田流と山田流があり、生田流は角爪、山田流は先のとがった丸爪。箏の長さも違い、山田流は枕木を象牙を使って大きな音が出るので、生田流でも箏は山田流のを使っているそうです。
生田流の箏は、自分が奏でて楽しむためにつくられていて柔らかい音。箏柱は果林が使われ、糸の張りもゆるいとか。
今や希少になり、新品だと70万円するものが、ヤオフクで1300円! で手に入れたんだそうです。

宮城道雄氏が低い音のために考案した17弦箏は、糸が太いので、爪もそれに合わせて厚め。
その箏で演奏の、空手の型に感動してインスパイヤされた「以静成動 以動成静」は、低音の響きやリズムを聴いてて、JAZZを感じ、ドラムとセッションしたらいいなぁと思いました。

西洋の音楽の影響で、17弦から20弦が登場。一つの新しい楽器が浸透するのに70~100年かかるそうです。

箏の歴史や種類のお話とともに、山田流の箏、生田流の箏、17弦箏、20箏それぞれに合わせたオリジナル曲や、JAZZ・演歌・「上を向いて歩こう」の合唱など、たくさんの演奏を聴かせていただきました。

「さくら」
「鶴」渥美へ降りてしまった鶴からンスピレーションを受け、命がけの渡りに尊敬の念を込めてのオリジナル曲
箏組歌「四季曲」より「冬」
「以静成動 以動成静」

休憩の後の演奏は、なんと「テイクファイブ」!
私にとってのJAZZとの出会いは、「テイクファイブ」で(エピソードはこちら)、講座のレジメを手にしてなかったこともあって、サプライズ感覚です。

続いて「天城越え」・「上を向いて歩こう」(参加者の合唱あり)
「PRAY ~祈り~」・・・東京(麻布)でレコーディング中に、東日本大震災の震度5強を体験。なにかしなければという思いをオリジナル曲に。
ラストナンバーは、石巻・嵩山で育った原体験を曲にした「Spiral」
そしてアンコールは、これも大好きな曲で、アームストロングの「What a wonderful world」

興奮冷めやらずで帰路につきましたが、記すのがすっかり遅くなってしまい、やっとしたためた次第です。


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