サビさんを捕獲して、一週間余り。
そのうち、我が家では5日間だったけど、術後が思わしくないのかしらと心配したほどに、身じろぎもせず、鳴きもせず、うずくまったまま。
あまりにもおとなしいので油断して、水替えでケージの扉を開けたままにしてたら、チャンスとばかりケージを飛び出して、窓枠によじ登った。
登っては落ち、また登り、部屋中を逃げまどい(といっても家具らしきものがない6帖の息子の部屋)、激しく威嚇したりで、どうなることかと思ったけど、なんとかケージに入ってもらって一件落着。
我が家の猫になってくれたらとの思いは、こちらの勝手で、サビさんにとっては拉致でしかないようだ。
なので、手術後の薬を飲み終えた今朝早くに、サビ母さんをリリース(元に戻す)した。

ほとんど鳴かなかったチヤトランは、サビ母さんが居なくなった途端、不安になって鳴き続ける。
なんとか気を紛らわせようと、抱っこしたり、ネコジャラシや木の実であやしたけど、それも一時のことで、また思い出したように鳴く。
午前は、抱っこして、話しかけて、グルーミングして、遊んでの繰り返しだった。

午後は4時ごろまで寝てくれたので、起きた頃を見計らって缶詰を持って行ったら、ミミやソラも付いてきた。
そのあとまたネコジャラシで遊ばせると、ソラも反応して動き回り、それを眺めるチャトラン。
どうやら少し警戒心が解れたようだ。
お相手(勝手に遊んでるだけ)をソラに任せ、30分ほど部屋を離れて扉を閉めておいた。
ソラに呼ばれて行ってみると、チャトランは夏仕様の猫ベッドに入っていた。
私が部屋に入ると、まだ逃げの構えを見せるけど、こうして少しずつ緊張が解け、慣れてくれたらなぁと思う。
そして、夜鳴きしなければ・・・ね。

それからまた一時間後、暗くなったので、部屋の照明を点けにいくと、玄関にゴキブリがいた!
私の後をついてきたソラとミミが追っかけ、息子の部屋に追い込んだら、ケージの中のチヤトランもムズムズで、ケージから出すと一目散にゴキブリへ突進していった。
ゴキブリは計3匹で、玄関に運んだベランダの生ごみ処理機に居候してたのだった。
ミミとソラとチャトランそれぞれ一匹ずつゲットしてくれたけど、明日はみんなの口と足を洗わなくちゃ。