物音で目が覚めた。
ソラが、ツルウメモドキの木の鉢に飛び乗ってイタズラを始めたので、仕方なく起きて時計を見たら、午前2時前。夕べは9時過ぎに寝たので、レム・ノンレムを3クール・・・
ふたたび布団に潜り込んだものの、「未来の党」の分党のことが、頭の中を駆け巡り、寝付けなくなってPCを立ち上げた。

twitter のタイムラインでも昨朝から話題になっていたけど、ネットで拾い読みしたメディア報道を読むと、相変わらず小沢バッシングが続いているのね。
実は亀井静香さんが離党する前の段階で、IWJ 配信の、党からの文書を読んでいた。
未来の党の共同代表に阿部知子さんを指名したい嘉田さんと、小沢一郎さんを推し進めたい「国民の生活が第一」から合流した小沢派との意見の相違。
多数決で小沢派の案が通りはしても、嘉田代表としての思いを貫きたかったのと、きっと選挙中にも添わないことが吹き出ていたのだと、サポーターのツイートで感じていた。
年明けになるだろうと予測されていた解散が早まり、衆院選を前に多数の党が誕生していた。
未来の党もその一つで、「脱原発・脱増税・脱TPP」を掲げた国民の生活一派、阿部知子さん、亀井静香さんたち(TPPを慎重に考える勉強会の指揮を取っていた山田正彦議員と、名古屋市長の河村たかしさん)の党が合流して、投票の行き場のない人たちの受け皿になってくれた。
ただ、解散前からメディアとともに着々と準備を進め、思惑通り(低投票率も)にことが運んだ自民党に対して、多数党でもって少数党の票は分散されてしまった。
「TPPを慎重に考える勉強会」で官僚を問い質し、党派を超えてストッパーにもなっていた議員の多くが落選したことや、国民の2割にも満たない支持で、「圧勝」と持ち上げられた政党誕生に愕然としたが、砂を噛むような思いで現実を受け止めながらも諦めることなく、未来の党への期待を募らせていただけに分党は、なんともやるせない。
昨日の午後6時過ぎからの記者会見を、Ust で見た。
電波の状況が悪く、嘉田さん、森さん、小沢さん等の表情は分からないが、フリージャーナリストの田中龍作さんが、「離婚」に例えて質問していた。
それに対して、政策は同じでも、それぞれの家風の違いと述べた嘉田さん。 知事という立場からも、この先の身の置き方に悩まれるのだろうが、参院選に向けて支持層を厚くし、「未来の党」として頑張ってもらいたい。
一方で議員を激減させてしまった「生活の党」も、小沢バッシングにめげず、有能な議員のカムバックを心から望む。

小沢バッシングって何のこと?と思われる人も多かろうと思う。
2.3年前の私も、メディアが報じる通りのイメージを、小沢一郎さんに抱いていたから無理もない。
ジャーナリスト・渡辺乾介さんの著書「小沢一郎 嫌われる伝説」がきっかけで、マインドが溶けた。
耳で聞き覚えていた、佐藤栄作久・元福島知事の事件も、鈴木ムネオさんと佐藤優さんのことも、国策という名の冤罪であり、無理やり陸山会事件に仕立てた執拗な小沢バッシングは、小沢アレルギーを持ってる人でも、その異常さをうったえている。
また、このことだけでなく、勢力者からのマインドは、あらゆることに及んでいたことを知ることとなり、自分の中のモノサシが大変革した。
たとえば、原発、改憲と軍備、TPPについて、経済を優先したい人、命を最優先にしたい人・・・対極から眺めれば理解しがたい存在ではあっても、それが価値観の相違というもの。
ひとそれぞれの大切にしたいモノサシがある。自分の考えを誰かに押し付けるつもりはないけど、今は対極にあったとしても、天地がひっくり返るような、命が脅かされるような事態になったとき、はじめて相似形のモノサシを共有できるのかもしれないと、ひそかに思っている。

何度も見直して、気が付けば7時! (上の記事も書いてたしね)
一日分の灯油を消費してしまい、「早起きは三文の得」ではなく、夜更かしをした気分だけど、メジロの訪問で爽やかな気分の朝を迎えた。
さぁて、おいしい珈琲でも淹れましょか。