加藤甫氏は15年ほど前に思うところあって脱サラをし、バイクで一ヶ月ほど北海道の旅を続ける中で、 これからの生き方に方向を見つけたのだそうです。その後、何度か訪れた名倉に感じるところあって移り住み、 森林組合で“きこり”として第二の人生を踏み出したとのこと。
今回の作品展は初めてで、長年の夢でもあったとか。 生きる逞しさと優しさを秘め、穏やかにお話を聞かせてくださった加藤氏は、生き方も風貌もダンディで、 森の中で出会った樹木たちの造形美を生かした作品にも、そうしたお人柄が表れているように感じました。