昨年7月に、ミュージシャンのTOMIYASUさんから「ラ・ローズデバン」を紹介していただき
薔薇の季節に取材をと、心待ちにしていました。
あれから一年近くが過ぎ、薔薇が咲きほこる5月の連休に、再び訪れました。

「ラ・ローズデバン」(“バラの風”の意)は、土・日・月のみ営業の、ギャラリーカフェですが
このガーデンカフェが出来るまでのストーリーが、すごいのです。

10年がかりで丹精込めて築いたご自宅の庭を、道路拡張工事で余儀なく削られたことがきっかけで
物件探しに奔走し、山々を一望するこの地に出会ったのが9年前。
入口に薔薇のアーチ、斜面にはロックガーデンを、西側には板棚を作ってホワイトガーデンをと
プランを立て、週末はご夫婦で庭造りに取り組まれたそうで
レンガ敷きを始め、12本の枕木を使った門柱と塀柱は、穴掘りからされたとのこと。
自宅の庭の薔薇の引越したあと、3年目には母屋と納屋を手掛けられ
コテ跡が残る漆喰の壁塗りにも挑戦の、すべてお二人の手づくり!
フランスの片田舎をイメージした週末ハウスが完成し、ご友人を招いたところ
素晴らしい景観と庭園に、「プライベートだけにしておくの勿体無い」との意見もあって
週末だけのカフェを始められたのだそうです。
今年3年目を迎えた、「ラ・ローズデバン」は
薔薇や季節の花とランチやお茶を楽しむため、遠くからも人が訪れ、賑わっています。



アーチは、薄いピンクの蔓薔薇


駐車場の目隠しにもなっている枕木の間の
古びた感じがいい味わいを醸し出しているの塀壁。
その手前は、ロックガーデン ↓


 ←駐車場側から見ると、こんな感じです。  NEXT