国道1号線と並走の市電を挟んだ豊橋公会堂の前に、2011年オープンした『かぜのように はなのように』さんのハード系薪窯パンは、 今ごろご紹介するまでもなく、美味しい Deri ともに周知されているお店です。 オープンして間もない頃、公会堂での小市民寄席の帰りに、隣接した「cafe bespoke」で、友人とお茶した時が最初の訪問でした。

「かぜのように はなのように」  Delika&Bakery

市電で使われていた御影の石畳(途中、縁石として国道までつながっているそうです)と木製の建具、積まれた大量の薪(入口上の部屋にも!)、 風にそよぐ緑が目にも心地よいコントラストを描く煉瓦の壁、薪窯・・・ 店内の壁や天井の土佐漆喰も、すべてDIYで、手で土佐磨きをもされたとのこと。(インテリアから始めるあたり、以前の癖が抜けきっていません ^^;)
店舗に使われる木製の看板は、耐久性を考慮してケヤキや檜を使うことが多い中、敢えてヒバ(檜になりたかったというヒバにはアスナロの別名も有り)を使ったことや、薪窯への拘りと粉やパンつくりへの想い、 フランス語の Signifiant Signifie(シニフィアン・シニフィエ)をご自分なりに表した屋号「かぜのように はなのように」のストーリーにも 哲学があり、時間が経つのも忘れて聞き入ってしまいました。 (2014.1.28)  NEXT