外壁と同じ塗り壁が続く店内に入ると、店の中央にどーんと据えられた巨大な鉄の円柱の暖炉が目に入りました。 これはピザ竈を兼ねた薪ストーブとのこと。
これだけ大きければ、充分に暖かいのだと思いますが、座席の周辺の足元には、ヒーターも設けられていました。
ほどよい距離に置かれたテーブル、ダウンライトだけの照明、景色を取り込んだ様々な窓、 そして、中村好文さん設計の家具たちが、居心地の良い空間を創り出し、まるで避暑地の家にでもいるような寛ぎを感じました。

さりげなく、しかし、ちゃんと設計された景色も空間も、ご馳走です。
中村好文さんのモットーでもある、“庭を造らない造園”ゆえに、店内からの眺めは、 住宅地の中だということを、すっかり忘れさせてくれます。

さて、ランチのご紹介です。
デザートも魅力的だったけど、クラフトフェアのために少し控えめにと、前菜、パスタ、パン、コーヒー(2,500円)のAランチを注文しました。
拘りのルヴァンのパンは、これで二人分。見た目よりも食べ応えがあって、美味しいパンでした。
○○豆(メモらなかったので忘れてしまいました)の冷スープは、あっさり味。
前菜の野菜のマリネもたっぷり。とっても美味しくて、ベジタリアンの私には嬉しい一皿でした。
2種類から選べるパスタは、友人はトマトソース、私はアンチョビをオリーブオイルで絡めたものを注文。 どれもシンプルで、美味しかったこと!



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