お店の紹介とも建築ウォッチングとも区別がつかないのが、share-gaki 流。
今回は、中村好文さん設計ということもあって
コーブンさんならではのディティールにも
紙面を割きました。

鉄板の格子が使われている入口のガラス戸と排煙窓は、as it is でもお馴染みのデザインで
ふっくりと温もりのある木の把手と
握りやすそうな彫刻が施された
排煙窓のオペレーター用グリップが
コーブンさんらしい意匠だと思いました。


設計の良し悪しは、窓の取り方で決る・・・
エントランスの明り採りや店舗内の窓に、細やかな配慮がなされていましたが、 化粧室やトイレにも、プライバシーを考慮しながら光を取り込む高窓に。
仰ぎ見ると、清々しい緑がそよいでいました。
サニタリーの内装材は、何度でも塗装ができるルナファーザーが使われ、真白な色に清潔感が漂います。
ドアに取り付けられた真鍮のレバーハンドルの高さが、通常よりも15cm ほど高めで、ちょうど肘を曲げた高さでした。
これもコーブンさんのヒューマンスケールでしょうか。



さて、『軽食堂・三谷』を、ぐるりと見ていただきましたが
いかがでしたでしょうか?
松本方面への旅、もしくは来年のクラフトフェアにおいでの際は
ぜひとも訪れて、料理と建築を味わってください。

 END