TALK-TALK タイトル

「スイッチとコンセント」

集合住宅の我家には、照明のスイッチが居室にはなく、玄関・洗面・トイレ・浴室の4ヶ所のみです。
そのスイッチを、照明が点いてない時に発光ダイオードが点灯する“オフピカ蛍”スイッチに変え、ついでにプレートと目の高さにあるコンセントのプレートも、ヘアライン加工のステンレスに取り替えました。
ただ、暗い中でもスイッチの場所が分るようにとオフピカにしたのですが、たった4ケ所のスイッチなのに、オレンジ色の光が意外と気になります。
そういえば、職業柄いろんな方と照明や配線の打合わせをしていますが、「光が気になって眠れないから、寝室にオフピカはいらない」というお施主さんがいました。
実は私も寝室に置いている空気清浄機の青い光が、目を閉じても残像として瞼に残るので、OFFにして寝ているのでした。
そんなことから、家中のスイッチをオフピカにするかどうかの確認は、ぜひともしなくてはと思いました。

最近の住宅では、ユニバーサルデザインのワイドスイッチが標準になりつつあります。
それでも、私はポチッとしたスイッチが好きで、気になっていた樹脂のプレートをステンレスに替えて満足しています。
ただ、同じプレートの浴室とトイレを点け間違うことがあるので、たとえばトイレだけオフピカにすれば良かったかなと・・・これは我家だけでなく、コーディネーターの視点として実感しました。

ところで、コンセントの取り付け高さは、電化製品用は別として、床から30センチ(芯で)のところに付けることが多いのですが、 冷蔵庫やレンジ用の高さに付いている高さ(床から120センチ)は、掃除機のように抜き差しするのに、とっても使いやすいのです。
車椅子での自立した暮しだと、床から90センチの位置にコンセントやスイッチを付けたりもしますが、老後の生活は屈むことが辛くなったりもするので、 ユニバーサルデザイン的な高さも必要かなぁと、これも実感です。