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日馬史恵さんの塩壺 (2008.2.17)

『アンヨーク』さんで開催の「日馬史恵 うつわ展」に出掛けました。
蓋ものの器、美しい青磁のお皿、貫入の文様がすてきな花入れ、銀が施され、3年の時を経て薄茶色になった細長い花器など、 端正な手仕事と、花器に挿した花にもセンスが感じられ、魅了されました。

頭の中は、早くも次の分譲住宅のしつらえに及び、「あの花入れにしようか、それともこっちかなぁ」と。
そのうち、ほっこりした蓋付きの小さな壺が、目がとまりました。
いただいたDMから、真っ白な器をイメージしていましたが、 銀やチタンなども施されているという、温かみのある白磁の、ふっくりした形に、しばし見惚れてしまいました。
「この壺に何を入れよう、どこの置こうか」と思い巡らし、「そうだ、自然塩を入れよう!」と閃いて、買うことにしました。

アンヨークさんにその話をすると、「これは塩壺なんですよ」と返ってきたのにはびっくり。
もちろん、何を入れても構わないのですが、塩を入れることを思いついたら、実は塩壺だった・・・これも出会いでしょうね。
使っているうちに、ひょっとしたら色が変化していくのかもしれませんが、それも楽しみ。
嬉しいことに、どれも求めやすいお値段でした。
それでも花器たちは、また出会う楽しみを残してきました。