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昭和20年代の三菱扇風機 (2008.8.8)



エアコンが無い我が家では、アンティーク風扇風機Classicが大活躍です。
一番弱い風量でさえも、就寝時には強すぎるけど、2段階の風量調節と首降り機能だけの、シンプルで頑丈なものです。
これを台所仕事のとき、食事のとき、パソコンの前に座っている時は、コンセントを差したまま、ちょっと移動するだけで済みますが、 寝るときは、ベッド近くまで持参しないと、風が届きません。
それで、もう一台同じようなものがあればと、7月に入ってから、ネットで探していました。

以前、“Classic”のことで問い合わせのメールをいただいたことがあり、その時は生産中止になってしまったそうで、まさか同じ物は無いだろうと思っていたら、 中古品としてあったのです。
もう一台は、ミントグリーンの古い三菱のものでした。
さっそく在庫確認をすると、どちらも無いとの返事。(SOLD OUTを表示して欲しいな)
諦めかけたものの、もう一度検索すると、なんと三菱のミントグリーンを黒に塗装したものが、オークションに出ていました。
そして翌日、オークションのベテランに依頼して、見事ゲットしたのが、写真の扇風機です。

「昭和20年代のもので、黒色のボディカラーは後塗りのようですが(元色はミントグリーン)、 オリジナルかどうか迷ってしまうほど、非常に丁寧に仕上がっています。 羽根カバー中心部のエンブレムも、通常の赤ではなく金色に彩色されています。 真鍮パーツの処理もきわめてそつがなく、もしかしたら 色見本か別注品として作られたものかもしれません」とのこと。

手元に届いて、すぐに電源を繋ぎ、回してみました。
ところが、ウーというだけで、羽根が回りません。
ま、まさか・・・と不安が過ぎりましたが、前カバーを外してチェックすると、後カバーに羽根が当たっていたのでした。
車に積み込んだ時、箱の天地がひっくり返って変形したようで、後カバーと羽根の調整をしたら、難なく回りました。
首降り機能は直らないままですが、“Classic”よりも風量が弱いので、就寝用にぴったりです。
ひょっとして、寝苦しい夜が楽しみに変わるかも?