タイトル

籐のアームチェア (2014.5.20)


いまは亡き母のために誂えた、MUJIの皮張り一人掛けソファは、その大きさと重量に移動が大変だったのと、猫の爪痕だらけなこともあって春に処分した。 (2回のガレージセールでも残った)
その代わりの椅子を、軽さが一番の籐でもって、お値打ちでなのを探して見つけたのがイケアの アームチェア だった。
ただ、イケアでは通販をしてないし、長久手に店舗ができるのは来年とのこと。 更にネットで調べると、販売代行している会社があって、その中でも手数料・送料が安いサイトがあった。
長久手にできても、そこまでのガソリンや高速料金、ついでのお昼ごはんなどを加算すれば、代行サイト MOBLIFEで注文する方が安くあがる。
さっそく注文したら、2日後に届いた。

イケアの画像ではブラウンに見えたアームチェアが、実はナチュラル(無塗装)で、三つ編みの縁取りや巻き込んである部分だけに籐の皮を使い、あとは籐の芯で編んであった。
自然に色づくまで年数を要するので、いつものように着色することにした。

思いついたのが大量にいただいた珈琲豆で、これを煮出した6杯分(約200cc)を裏表の籐芯が吸い込んで、やっと薄ら色づいただけ。
珈琲の香りの方はしっかりついて、「コーヒーチェア」とネーミング(笑)
何度も塗り重ねていけば、理想の色になるかもしれないけど、なんだかもったいないと中断。

籐の芯は固く、籐の皮だけで編んだ安楽椅子と違って、座布団を敷いても座り心地が悪い。
なので、座面に合った座クッションも購入して、真っ白だった木綿カバーを、ダイロンの焦げ茶色で染めた。

水洗いすると、色はほとんど抜けてしまって、ミルクココアくらいになってしまったけど、ムラに染まった雰囲気が面白い。
そして、少し薄めた残り液でアームチェアを塗ったら、やっとイメージの色に近づいた。

おまけもあって、着ていたライトグリーンのTシャツにも液が飛んでしまったので、思い切って染めたら、まるで絞り染のようにムラムラ。
化繊のミシン糸だけが染まらず、ステッチみたいに残って、アハハの仕上がり。

アウトドアでも使える仕様(靴を履いた想定)だからか、座面が41cmと高く、幅もワイド。 6帖間でのバランスがよろしくないので、脚を8pカットして、やっと我が家仕様になり落ち着いた。