(2006.5.7)

豊橋から走ること4時間余り、伊豆は修繕寺にお住いの陶芸家・花岡隆さんのお宅を訪問しました。 花岡隆さんの作品はアンヌフさんでも取り扱っていましたが、白い器をはじめ、モダンな作風に根強いファンが多く、 暮しを綴った本も出されているモデルの雅姫さんも花岡さんの器ファンですし、「樋口可南子のきものまわり」にも、花岡さんの工房を訪問した文が記載されています。
彫金家の奥様が、同じく彫金家の加藤敦子さんとご友人とのことで、ご夫婦同士の交流も深く、 今回は加藤敦子さんのご姉妹である裂き織作家さんご夫妻、そのお仲間に便乗し、お住いを拝見させていただきました。

緩やかな屋根勾配と深めの庇、黒の杉板下見張りの外壁にシンプルなヤマギワ BEGAのポーチライト、建物に沿う樹木たち・・・
もうこれだけで、Watching 心が反応し、わくわくソワソワ。
実は、私のいちばん好きな外観スタイルなのです。

型枠の跡が残るコンクリート打ち放しのポーチ階段に並ぶ墨色の水鉢と石のようなオブジェに出迎えられ、 木のドアを開けて玄関へ。南側の大きなピクチャーウインドゥからの光で、築17年を経た杉板張りの壁が、飴色に輝いていました。



ホール代りのコーナーに、古い家具やアジアのインテリアが、花岡さんの作品と融合しています。
こういう雰囲気も、たまらなく好きです。
帰ってからも、ずーっと気になっていた真四角のテーブル(トップの写真)とチェストの上の花台は、ひょっとして木工作家・羽生野亜さんの作品?  それともやはりアジアの古い家具・・・機会があったら訊ねてみます。


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