サニタリー

集合住宅の洗面台は、すこぶるコンパクト。以前は気にもなっていなかったのですが、がぜん模様替えをしたくなったのは、 素朴な無垢板との出会いからでした。
小さな鏡付きの収納棚を取り外し、いつか家を建てたらトイレで使おうと思っていた、 アンティークチークの鏡を取り付けました。化粧棚も雰囲気を合わせた形の板をと、またもや岡崎製材に出かけました。

のせるものはタオルとスキンケア用品・歯ブラシなど。 タオル側は幅広く配水管側は差し込むので狭目に、しかも皮付きとなると果たしてイメージ通りの板がみつかるかどうか心配でした。
しかし、あったのです。まるで私を待ってたかのように!桧板は申し分ない形状でした。塗装するに忍びなかったのですが、 汚れ防止と雰囲気を合わせるために、リボスを塗りました。 洗面入口には建具がありませんので、脱衣の時だけ目隠しに、ちょっと透けるインド綿のサリーを降ろしています。



「トイレこそインテリアを楽しんで!」がモットーです。壁の絵は、6匹の猫の楽しそうな遊びを描いたエッチング。 市販のトイレ用芳香剤が苦手なので、わが家では代わりにマッチを一本擦ることにしています。木目プリントの壁材は、白熱灯の光との相性がとてもいい。
トイレ横の間口45センチ・奥行75センチの収納がとっても重宝しています。収納はたくさんあればいいというものでもなく、必要なものを使うところに、必要なだけのスペースがあれば良いのです。