有田・唐津


2日目は、焼物の街・有田と唐津へ行きました。有田では・・・博(忘れてしまいました ^^;)と、有田焼街道(だったかな?)巡りのどちらかを選択でき、 私は有田焼街道巡りに行ってきました。上のパノラマ写真は有田焼の窯跡です。
古伊万里のコレクションを見学した後、有田から鉄道で唐津まで移動。唐津焼で有名な陶芸家・中里隆さんの器ギャラリーが併設された『洋々閣』に宿泊しました。


    

『洋々閣』は団体客を泊めないとのことで、このときは女将さんと同級生だった、メンバーの友人を通してコンタクトを取っていただき、MICC研修旅行の趣旨をお話して申し込みました。
しっとりと落ち着いた『洋々閣』の風格と、センス溢れたしつらえがとっても素晴らしく、陶芸家・中里隆さんの器に盛り付けられたお料理に舌鼓を打ちながら、 女将さんから直々に宿の生い立ちを伺いました。
それぞれの部屋を見学したり桧風呂に入ったりした後、仲間とミーティング。文化と芸術が宿る建築の真髄を味わいながら、心豊かな時間を過ごしました。
団体客を泊めない宿は、京都の『俵屋』や湯布院『亀の井別荘』など数々あります。こういった宿は泊まる側も心して・・・構えるのでなく、でも時には襟を正して、宿の侘寂(わびさび)をじっくり味わいたいものです。



次の日は『洋々閣』さんの計らいで、陶芸家・中里隆さんの窯元を見学です。休日にもかかわらず、お弟子さんがロクロで器を作る工程を実演してくださいました。 敷地内に登り窯もありましたが、いまはガス窯で焼くとのこと。展示室のモダンなインテリアに感嘆しつつ、後ろ髪引かれながら、窯元を後にしました。
曳山祭の最終日を迎えた唐津の街では、出番を待つ表情豊かな曳山が勢ぞろいしていました。湯布院へと向かう電車を待つ間、私たちは駅のホームから祭の空気を味わっていました。
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