“ぶる”というネーミングは、愛犬ブルドックからつけられたそうです。
お若い頃から(今でも充分に若い!)、カフェをやりたいという夢を温め続け、 いろんな国やお店に足を運んで学び、夢を実現された女性店主は、その気負いを少しも感じさせません。
味を求めて辿り着いたというカフェ・バッハの珈琲豆と、バッハ・ドリッパーで淹れた、コクのある珈琲の美味しさも、 珈琲党のみならず、カフェ好きの心をしっかり掴んでいます。
黒やダークブラウンを基調としたインテリアと、間接照明の使い方やしつらいが、ラウンジのような雰囲気を醸し出し、 カウンターに座る男性が、とても格好よく見えるカフェだなぁと思いました。 また、この撮影の期間にディスプレイされていた、やまさき恵子さんの墨絵と、シックモダンな石壁の質感とが、しっくり溶け込んでいました。


Cafe where interior based
on indirect lighting, black,
and dark Brown is wonderful.




メニューは、珈琲、紅茶、こだわりのジュース等と、手作りのケーキ3種です。 濃厚チーズケーキは、まったりとして、台の食感ともにgood!
シフォンケーキは火・木・土のみで、その時々でバリエーションを変えるとか。 スコーンに添えられた生クリームもホイップではなく、クリームチーズのような味わいです。旅で手に入れたというコレクションのカップは、 お好きな器を指名できます。

ゆったりした化粧室も、ご覧の通り。 黒いマットタイルに浮びあがる、ブルーのガラス製洗面ボウルとスタンドライト、やまさき恵子さんの柿渋色の壁画に、 ここが化粧室だということを忘れてしまいそう。
真白な便器を椅子に見立てれば、お茶も楽しめそうな空間です。
お洒落で上質なカフェの登場は、喫茶店が多いことで知られる豊橋の地に、嬉しい自慢がまたひとつ。
すでにホームグラウンドにされている方が多いかと思いますが、まだのようでしたら、ぜひどうぞ!

子育てのため、2006年夏に、お店を閉じました。