TANIKAWA KENASAKU
Nature Boy


Tap-Tapさん企画「絵本の中のことばたちコンサート」で、 谷川賢作さんのCDアルバム “Nature Boy”を買いました。
いくつかあった中で、さわやかなグリーンのジャケットに手が伸びたその一枚は、ピアノソロでした。

■続き■

賢作さんのオリジナル曲に、“Danny Boy”・“Nature Boy”などのジャズナンバーと、 映画 「ジーザス・クライスト・スーパースター」から“I don't know how to love him”、 「ブラザーサン・シスタームーン」より “Fratello sole sorella luna”、 それに誰もが知っている 「埴生の宿」もあり、あのユーモアいっぱいのエネルギッシュな賢作さんからして、 ファンキーな演奏もあるのではと思っていた私は、また違った一面を味わいながら聴きました。

車の中で、パソコンに向っている背中で、装飾を削り、抑えたタッチの音の響きを聴いていると、 穏かな心へと浄化され、静かな感動が押し寄せてくるのです。
それは何度聴いても同じで、舞い上がっている時も、小さなことに苛立っている時も、 つまらないことにくよくよしている時も、ふわーっと包み込んで癒されるのを感じます。


いやいや「習わされていた」クラシックピアノは途中で挫折したが、それでもピアノはいつもそこにあり、 ラジオやLPで聞いた好きなメロディをピアノで弾くことは、子供の頃も小さな幸せのひとつだったという賢作さん。 たえずクラシックにもジャズにも少しコンプレックスを抱きながら、年とともに変化してゆく自分の音の楽しみつつ、より一層高め、 これからも日記を書くようにピアノの音を紡いでいけたら・・・そんな言葉が添えられているアルバムです。

■お知らせ■

「絵本の中のことばたちコンサート」の様子が、Tap-Tapさんのサイトにアップされています。

http://tap-tap.net/event_repo/20051217.htm

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