TALK-TALK タイトル

「あっこさん流に感激」 (2009.2.18)

前日に時刻表を調べたのに、肝心のメモ用紙を忘れてしまい、乗れる電車でいけばいいかと開き直って、 渥美線、東海道線、愛知環状鉄道を乗り継いで、豊田まで行ってきました。

JR東海道線の下り方面は、初めての乗車です。
車の移動で見慣れてるはずの蒲郡が、目線が高いこともあって、まるで違って見えるし、 文庫本片手に、車窓の景色を眺めていると、いっぱしの旅気分になれるから不思議です。

岡崎で、愛知環状鉄道に乗り換えました。
ひと駅過ぎた時、向かい席の女子高生三人組から、「あ、のぅ、この電車って、○○に停まりますかぁ?」と聞かれ、 「あらら、私も初めてなのよ」と答える私の横席から、「停まるよっ!」と、頼もしい返事が。
女子高生たちも私も、ほっ。
JR東海では、「これ、名古屋まで行くかい?」と聞いてきたおじさんが、なぜか蒲郡で降りてしまったけど、同類がいて、楽しいというか嬉しいというか・・・

ほどなく駅に着いた私を、あっこさんが迎えに来てくれました。
今回の訪問は、昨年リフォームされた、お宅拝見でした。
屋根と外壁の塗り替えに、断熱効果もある塗料を使ったそうで、夏などは、5℃くらい違うとか。
きれいになったアプローチと玉砂利洗い出しのポーチ(この施工方法は、私も大好き)、玄関ドアも取り替えて、 リフォームのアフター効果が、しっかり表われていました。
室内も、壁や建具などがリメイクされ、この時のために用意された、吹きガラスのペンダントが、玄関で輝いていました。
書棚などが並んだ居間も、飾り棚だけを残し、あらたにクロゼットを設けて、10数年先を見据えた暮らしの設計がなされていました。

古くなったら建替えるのでなく、暮らしやすいように改装しながら、住み継いでいくことの価値観がいいなぁと思いました。
また、この工事に関わった職人さんとの会話が、人生の琴線にふれるようで、とても心に残ったともお話されていました。


さて、ここまではお宅拝見でしたが・・・

「晒柿さん、そこに立っててね」

ん?なんだろな・・・
と思ってると、クラッカーが鳴り響き、テープのシャワーが飛び交い、

「還暦おめでとうー! ほんとはクス玉にしたかったんだけどねェー」

なんと、あっこさん流のセレモニー!!!
もう、嬉しいやら、たまげるやらで、顔をくしゃくしゃにして、笑い転げました。

そのあと、美味しい手料理の祝い膳でもてなしていただいて、幸せをいっぱいいただきました。
ご馳走さま。もう、何回でも還暦を迎えたくなりましたよ。
ありがとう!


食事の後も、足助までドライブに連れて行ってもらいました。
四季折々の山の風景をこよなく愛する、行動的な年下のあっこさんが、大きな、大きな存在に感じられた一日でした。

人は、出逢うべくして出逢うのだそうです。
それでも、数年前のガレージセールの縁に感謝です。