TALK-TALK タイトル
「深造の森」へ (2009.8.10)

早朝の散歩コースを、梅雨明け頃から、近くの緑地公園まで足を延ばしています。
公園外周の土の道だと、どれだけでも歩けそうで、前より距離が倍に伸びても気にならないのですが、 ふと昨日の朝、手入れされた常緑樹の間を歩きながら、森林ならではの新鮮な空気がないように感じました。
そして、緑のおいしい空気に浸りたい・・・やっぱり、「深造の森」へ行こう!・・・と。

実は先日、「深造の森」の左近さんのお宅で、 Kumin さんたちの花あしらいの集いがあることを友人から聞いて、 「私も一緒に連れてって」と頼んでおきながら、夏バテに陥った私は、断ったところだったのです。
なのに、公園の散歩中に、「深造の森」の新鮮な空気のことを思い出して、矢も盾もたまらず行きたくなり、帰宅してから友人に電話しました。

1年ぶりの、懐かしいデコボコ道を、友人の車に揺られながら到着すると、 逞しく大きくなった4匹の猫たちが、みみさんと一緒にお出迎えで、トトちゃんも大はしゃぎ。
ほどなく Kumin さんご一行も到着し、まずはお昼の用意から始めました。

標高600m の山の上の家は、ひんやりとした風が抜けていきます。
磁場が高い所だそうで、それを体で感じ取る感受性に乏しくても、水と空気の美味しさ、心地よさは格別でした。
みんなでいただく食事も美味しいし、なにより楽しくて、来てよかったと思いました。

ゆっくり食事を楽しんだ後は、野の草花摘みに出かけるみんなを見送って、私は台所で洗いあげをしました。
冷たい山の水で器を洗っていると、手を通して、体の中の不純物も洗い流されていくようで、とっても気持ちがいいのです。
それに、台所の片付けが好きなので、ここも、あそこもと手を広げて、みんなの帰りを待ちました。
残っているのは私一人だけかと思ったら、トトちゃんも土間で待機していました。

みんなの話し声が近づき、手にいっぱいの草花たちを抱えて、ご帰還。
さぁ、どんな花あしらいが始まるのでしょう。
広いウッドデッキで、さっそく取り掛かる面々。
家の主の左近さんは、食事のあと、街までお出かけでしたが、他の男性人はお昼寝モードです。
ゆるりとした時間の中で、おしゃべりとともに出来上がって、しばし撮影会。
のびやかに、ダイナミックに、そして楚々にと、みなさん素敵です。
そして、miho さんお手製の、シフォンケーキでティータイム!




そのあと、みんなゴロンと横になって、「このまま泊まっていきたいね」とか、「次は寝袋を持ってこようね」と。
集いのお題は、なんだっていいのです。

緑に染まり、澄んだ空気にひたり、風に身をまかせて、ヒグラシの声を聴く・・・
こういう時間もあったことを、久しぶりに思い出させてもらいました。