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「手作り紅茶」 体験記

豊橋有機農業の会のメンバーであり、無農薬のお茶や紅茶に取り組んでいらっしゃる ごとう製茶さん主催の「手作り紅茶」体験に参加しました。

ご家族連れ、地元の青年たち、ごとう製茶さんの紅茶に感動して名古屋から駆けつけた若い女性たちなど、 大勢の参加者に混じっての初体験です。
雨こそ降られませんでしたが、涼しい風が吹き抜ける製茶場で作業開始です。


前日に摘んで(摘んで16時間)萎れた状態のヤブキタの葉を計量した一人分180g 余りを、盆ざるに押し付け、葉に傷をつけながら、ひたすら揉みます。(1時間!)
陶芸の菊練りとか、蕎麦打ちの揉み方がよいそうで、揉んでるうちに手がネトネトし、青臭い香りが少しずつ変わってきました。
30分くらいで泡が出るようになり、第一工程を終わった状態が右端の写真で、葉が茶色っぽくなり、手のひらも染まっていました。
盆ざるいっぱいだった葉が、両手でくるめるくらいになり、それを濡れ手ぬぐいで包んでビニール袋に入れ(時間を記入)、天日で発酵。
途中で裏表を返しますが、発酵温度は38℃くらいがベストで、36℃くらいのものや。40℃近いのもあって、重ねたり、場所を移動したりで調整していました。


発酵させてる間に、お昼ご飯を。持参したおにぎりに、ごとう製茶さん手作りの、この日の水出し茶の茶葉を使ったコロッケと、粉末茶の冷パスタのトマトソース、花オクラ、デザートに、お茶のアイスクリームをご馳走になりました。
粉末茶の冷パスタは、茹でたパスタにオリーブオイルを絡めて、粉末緑茶をまぶしたもので、無農薬茶ならではのレシピです。
ごとう製茶さんのサイトでも、お茶レシピが載っているので、ぜひご覧になって下さい。

発酵を終えて茶色になった葉を、ビニール袋から取り出して、ホットプレートで乾燥させる作業です。
最初は高温で、箸と手で上下を返しながら、焦げ付かないように水分を飛ばしていきます。
途中温度を下げ、細かい葉を取り除いて(焦がさないように)、さらに乾燥させ、ほぼ乾いたところで、乾燥機を使って完全乾燥。
テイスト用に3g を残して、あとは各自で袋詰めで、180g 余りの緑茶が、59g(+3g) になっていました。

パッケージに張るマイラベルを、手が空いた時に作りましたが、アート心のない私は、share-gaki Tee と書いただけ。
なにより美術の時間が苦痛だったことを、思い出してしまいました。(苦笑)

いよいよテイスティングで、茶葉にお湯をさし、2分抽出。スプーンでマイカップに移し、一人一人の紅茶を味わいました。
やさしい味だったり、渋みがあったり、甘みやコク(後藤さんのです)もで、10人10色の味に、手作りならではの醍醐味を感じました。
また、この講習会を、昨年は10回、今年は20回されたそうで、リピーターが多いのも頷けました。


私たちの紅茶づくりの傍らで、後藤さんは緑茶づくりを。
こちらは、その日の朝摘んだ葉を、テンプレートの上で乾燥させながら、じっくり時間をかけて揉んで、揉んで・・・出来上がり!

番外編

冬に摘んだ枯茶・・・まろやかな味で、密かな人気とか
マロウの花のお茶は、色が変わるのを楽しみながら味わいました

(2011.8.23)
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