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フードオアシス アツミ セミナー

「塩干と雑穀」 (2007.1.16)

■塩干(えんかん)について

「地域によって売れるものが変わるが、山田店には真ホッケが多かったが、この地域はホッケが売れるのか。 魚種が少ないのは? 甘鯛は? 金目鯛は?」・・・
このセミナーに先駆け、アツミスーパー山田店をご覧になった理事長さんは、他の売り場のこだわりと、塩干との差が気になったそうで、 感想を踏まえてのお話しに、いつになく厳しさを感じました。

干物は添加物がないと思われているが、実際は添加物が使われてないのを探すのが難しい。
塩干は、塩と水、冷風だけで作るが天日に干すと黒くなる。
黒くなるのを防ぐのに、「ビタミンC」(消費者に伝えなくてもいいという名のもとに、たくさんの添加物が含まれている) という名の酸化防止剤が使われている。ペットボトル茶の「ビタミンC」もだが、自然のもののビタミンCとは違う。
なぜメーカーは、添加物を使うのか?
天日で干すと黒くなるが、色が赤く(またはピンク)でないと売れない。ある意味では、消費者の意識の問題でもある。

塩干は、どういう塩を使うかで味が変わる。塩干に使う塩は岩塩が美味しい。天日塩でもいい。
アジの種類は、真アジ、白アジ、室アジ、青アジ、シマアジなどあるが、オアカアジは干物にすると、まずくなる。種類によって調理法が変わる。

干物の魚種が少ない。(山田店を見て)
食文化の違いで魚の種類が違うが、よその地域のを持ってきて食文化を破壊するのでなく、地域のもので魚種を増やして、 無添加のものを作る・・・アツミ産ならではの商品をどれだけ作るか。
塩干は、ちゃんと作っても値段は変わらない。管理が面倒だか、お客さんにどうアピールしていくか。

さば麹・ゴマさば
セキサバ(高い!)・・・脂が乗って、丸々と太って刺身にいいが、干物には向かない。
セキアジ・太刀魚
漬け魚があってもいい・・・麹漬け・みりん漬け・粕漬けなど。

【 マグロの話 】

○黒マグロ(本マグロ)は、一番高い。(北大西洋産)
○南マグロ(インド)
○メバチマグロ
○キハダマグロ・・・肌が黄色
○ライト(シーチキン)
○とんぼマグロ
○ガストロ(ウロコマグロ)・・・マグロの親戚で、脂がのっていない
○マカジキ・メカジキ・カジキなどは、マグロの遠い親戚




我が家は大の干物好きで、息子などは、わざわざ遠出をして買いに行くことがあります。
トロアジや金目鯛などの大きな干物を買ってきますが、遠くまで行くのは、魚種が豊富で美味しいというのが理由なんだそうです。 私も一度だけ行った時、添加物を使っていないという売り場で、干物や桜海老を買いました。
この辺りでも、お店によってはいろんな種類の干物を並べていますが、添加物を使っていない干物は、こだわりのある小さな魚屋さんと、アツミスーパーくらいかもしれません。
アツミ山田店で、自家製の干物を見つけると、安いのも手伝って、必ず買うようにしていますが、魚市場とまではいかなくとも、季節によっては珍しいものあり、楽しみにしている一人です。
ハムとか練り製品などには警戒心が働くのに、干物の添加物に関しては、なんと無知だったことか。干物が大好きなだけに、ぞっとする話でした。

それにしても、すぐ実行に移すアツミスーパーは、やはりすごい!
セミナーの2.3日後には、鮭の自家製の西京味噌漬を作って、店頭に並べていました。もちろん買いましたとも。
2切れ 500円で、これが高いと思うかどうかは消費者側の受け止め方もあるかと思いますが、魚に関しては一目を置かれているアツミですから、自信を持って「自家製」の売り場を広げていって欲しいと思いました。

 
美味しいのよ〜〜!!!   焦げ過ぎない火加減で焼いてね




■「雑穀の種類」

豆類

・大豆・・・黄大豆がほとんど使われている。そのほかに緑大豆・黒大豆・赤大豆など
・大豆の3分の2は油に
・豆腐と油揚げ 15%
・納豆・味噌 7%ずつ
・豆乳・きな粉(国産のきな粉は非常に少ない)・高屋豆腐
・しょうゆ 1%・・・丸大豆しょうゆは、大豆で作ったもの。その他は、脱脂大豆を使う
  日本で絞った脱脂大豆は飼料になる。
  しょうゆ用の脱脂大豆は、カナダやインドから絞り粕を輸入して作っている
・たまりしょうゆ・・・丸大豆から作っているところが愛知にはある

産地と価格

・米国産 3,800/60kg・・・油・豆腐
・カナダ・ブラジル産
・中国産 4,000/60kg・・・日本から種を持って行ったもので、味噌に使われる
・国産 ふくゆたか 今年は、19,000/60kg 
  愛知・静岡のは、ぼーっと育つから評価が低い。佐賀・福岡が良い
・黒大豆 丹波の黒豆は、世界一高値で16〜20万円!(60kg)だったときも
  品種と豆の大きさによって違い、一番大きいのは、京都の料亭が押さえてしまう

豆は北海道産のものが高い。また、小豆も品種によって味が違う(北の乙女など)
いいものの知識を持つこと!

コストの違い

ポストハーベストの農薬〜輸入のもの・・・みたら食べられなくなる。
国産の方が美味しい。安全と美味しさの評価で国産のものは高い。

・赤大豆・・・大豆はたんぱく質が主だが、他は澱粉が主成分。
・緑大豆・・・モヤシ〜粉にして固めたものが春雨。昔のモヤシは、細くて長いブラックマッペという品種だった
・白小豆・・・京都の和菓子に使われている
・ささげ・・・赤飯に使う
・うずら豆・・・うずらの卵の模様に似ている
・金時豆・・・本金時は味がよい。大正金時豆は味が落ちる
・いんげん豆・・・手亡(品種改良でツルが無いもので美味しい)

白餡(値段が高いので、安いものは花豆で作る)
豆きんとん・・・手亡と花豆では味が違う


穀類〜白米だけを食べていては、いいはずがない。雑穀米を食べていた昔の人は、骨が丈夫だった。

 
「自然の味そのまんま」の、もちあわ、もちきび、うるちひえ、アマランサス、はとむぎ、大麦、赤米、黒米の八穀ブレンド

もち粟(あわ)
・・・精白米と比較してカルシウムが3倍、マグネシウムが5倍、鉄分は6倍、食物繊維は7倍、カリウムも3倍含まれている
血液中の善玉コレステロールの値を高くしてくれる効果、脂肪代謝を改善させる機能もある

もち黍(きび)
・・・ミネラル分である亜鉛を多く含んでいる

稗(ひえ
・・・精白米と比較して食物繊維は8倍、鉄分は2倍、カリウムは3倍マグネシウムは5倍、粟と同じ様に血液のなかの善玉コレステロールをたかめる働きがあり、脂質の代謝を改善してくれる機能がある

キヌア
・・・精白米と比較してたんぱく質2倍、食物繊維6倍、鉄分9倍、カルシウム6倍、宇宙食としても検討されている

ハトムギ
・・・ハトムギに含まれるたんばく質はアミノ酸のバランスがよく、体内の 新陳代謝を活発にする

アマランサス
・・・精白米に比べてカルシウム約30倍、鉄分約19倍、ビタミンEが約11倍と、味はともかく栄養価が高い

国産のもので、無農薬のものを!

国産のものでも、お米には農薬の規制が掛かっているが雑穀には規制が無いので、他の作物には使っていけないものも、使われている可能性あり。
体にいいものを食べていたと思ったら、実は農薬を食べていた・・・ということになりかねない。
本来、雑穀には農薬がいらないが、「鳥害」がある。




うるち系の粟や黍は鳥の餌で、人の食用となるのは、もち系だそうです。
昔話の「桃太郎」にも出てくる、黍(きび)は美味しい。だからキビ団子をもらった猿が家来になったのだ・・・と理事長さん。
アツミスーパーでも、キビ団子を!とか、炊き上げた白米だけでなく、今日は「粟の日」「黍の日」というのがあってもとも、ご提案していました。
それにしても、「体にいいものを食べていたと思ったら、実は農薬を食べていた」には、びっくり。産地や生産者への信頼のうえに、消費者への提供であれば、少々値が張っても、致し方ないこと。 」安全で美味しく健康に!」ですもんね。
今回のセミナーでいただいた 「自然の味そのまんま」の八穀ブレンドは、最近使い始めたところでした。



■ 質問

納豆は、どのくらいで出来るのか

大豆を一晩浸けて炊く。納豆菌を入れてムロに入れ、18時間・・・1個の納豆菌が細胞分裂して、30分で2個、18時間で500億個になる。
冷却して細胞分裂を止める(過発酵になると、酸っぱくなる)。
納豆が製品になるのに4日掛かる。ゆえに、ブームになったかららといって、「それ!」というわけには行かない。だから、午後1時になったら店頭に無くなる。
テレビでやると売れるが、残業残業で人件費などがかかるだけで儲からない。

納豆の硬さの違いについて

発酵の仕方で代わってくるし、母菌が悪いと硬くなる。
リン酸塩を使うと柔らかくなるが、リンはカルシウムを体の外に出してしまう。
牛乳が骨を作るというのは嘘。マグネシウムやビタミンK2が、カルシウムを沈着させる。

白い斑点がでると、急激に味は落ちるが、食べるのには問題ない。 本当に傷むと臭いが違ってきて、二次発酵するとアンモニア臭がするようになる。

雑穀について

おみやげで売っているものは、ほとんど輸入だと思っていい。
また、「国産」と表示されてなかったら、輸入である。

豆腐の消泡剤について

消泡剤の表示義務はないので、書いてなかったら入っていると思え。
グリセリンやエステルなどを使うが、一番怖いのはシリコン(美容整形のときに使っている樹脂)。

リンについて

すり身で「無リン」と書いてなかったら、いろんなものが入っている。
日本人にとって最大の問題は、リンの摂り過ぎ。カルシウムが足りないのでなく、リンの摂り過ぎである。
リンが入ると美味しくなる。重合リン酸塩は、21種類あり、アンモニア系・みょうばん系(アルミが残留する)。 かんすいもそのうちの一つで、ラーメンや焼きそばに入っている。 知らないうちに、摂ってしまうのが怖い。
炭酸系の物もある。ちゃんと作っているところは、せっかく作っているのだからと、他の添加物はいれない。



次回は、3月6日(火)PM7:00〜9:00 、 会場は『アイプラザ豊橋(旧豊橋勤労会館)』です。