TALK-TALK タイトル



煙草の匂い
(2002.9.8)


社会人になったころの次男は、煙草のにおいが嫌いだからと、休憩時間は愛煙家の先輩たちから距離をおいていると話していました。 距離をおくのは、人見知りも手伝ってのことかと思っていましたが、人一倍匂いに敏感だったから、さもありなん。
長男も嫌煙家だったので、煙草の匂いに縁のなかった我が家。それがある日、かすかに煙草の匂いがするのです。匂いの元は 次男の部屋からで、“匂いが嫌いだ”と言っていた手前、遠慮していたのか、吸殻を空き瓶に入れて栓をしてたのです。
あれほど嫌っていたのに吸い始めた理由は、察しがつかないでもないのですが、隠れて吸う必要もなくなった今は、大きな灰皿に変えてタバコの煙を撒き散らしています。
ちょっと背伸びをして吸い始めた煙草のヤニが、肺を少しづつ覆っていく様子をスケルトンで見れたなら、少しは思いとどまるかしらと思ってはみるものの、 今は何を言っても 「いらぬお世話!」という返事が返ってきそうで、ともあれ排煙機やら空気清浄機を近くに置き、灰皿にはコーヒー豆の粕を入れての匂い対策をしています。

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