暮らしの愛着道具 Vol.01
「レンズはツァイス」

晒柿・暮らしの愛着道具
2000.10.27
愛用していたコンパクトカメラが壊れてしまいました。
これを機にデジタルカメラでもと思ったのですが、 ひょんなことから大好きな写真家・長嶺輝明氏の写真通信講座を見つけたのです。
「一眼レフをマニュアルで、しかも自然光・手持ちで撮りましょう! (三脚もフラッシュもいらない)」のフレーズに、ついその気になって講座を申し込み、一眼レフ探しが始まりました。

以前、井筒屋珈琲店で写真の話をしていたら、「写真はレンズです。レンズはツァイス!カールツァイス!!!」と 力を込めておっしゃった方がいて、頭の隈にインプットされていたのでしょう。
コンタックスをラインナップ。レンジファインダーの”G2”が気になるところですが、 目的の写真を撮るならば一眼レフ、買えるところで”Aria”でしょうか。

そんな頃にTHE SADAO CLUB のS氏から、きれにプリントされた年賀状をいただいたので、返信の折に、

    「カメラは何を?プリンターは?」
    「機材にちょっと懲りまして、コンタックスで撮り、スキャンして編集、エプソンでプリントです」
    「近々、コンタックスの一眼レフを買う予定なのです」
    「もしよければ、RTS+50㎜/F1.7+ワインダーをお譲りしますが・・・」

オー!なんと!さっそく譲っていただきました。インターネットが取り持つ”出会い”です。

コンタックス社と京セラが国際提携を結び、1975年に発売されたRTSは、その時代のカメラ独特の存在感があり、 ずっしりとしたボディの重みと心地良いシャッター音が、私を”写真の世界”へと誘います。 と言いたいところですが、オートマチックに慣れ親しんだせいかピント合わせがままならず、 いい表情をしている猫たちもPTS(「Real Time System」の意。”美しい”と感じた瞬間、 “これだ”と心が閃いた一瞬を、現実との時差なくあるがままに映像化する)することが出来ませんし、 露出の理解も無いまま絞り優先のオート撮りのみ。写真の”基本のき”も知らず、アングルセンスも無いまま・・・・・・ふぅ、”写真の世界”は、ほど遠いようです。 しかし、よくしたもので周りにはカメラをこよなく愛する人たちが、つまり師匠がいます。なんと心強いことでしょう!

腕はさておき、必要に迫られて三脚と25㎜F2.8のレンズも揃えました。
ツァイスの、深みのある色の美しさに魅了されているこの頃です。RTSを介して広がる新たな世界を、 未熟なりに楽しんでしまいましょ。

「骨董風の壺へ」