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坂口久司さんの器 (2005.4.20)

初めて「僊さんにお邪魔して、最初に買ったのが、坂口久司さんの器でした。
土佐漆喰のような質感に、まるで彫刻を施すかのような文様が、器一つ一つに刻まれ、寂れた雰囲気を持つ作風に惹かれて、 写真左下の片口と高台付きの小鉢、それに特に気に入った白磁の取り皿は、5枚も!
その後の個展のたびに、汲み出しやらカップがひとつづつ仲間入りです。

竣工現場の撮影を控えたある日、お店に足を運ぶと、ドーンと置かれた坂口さんの、45cmもある大皿が目に入りました。
「和室に設けた、地床のしつらえにどうだろか」とひらめき、「思い切りがいい」と友人から褒められる私は、さして迷わずに購入しました。

これだけ大きいと、食生活での普段使いは難しいし、花器に見立てて花や葉を置いたりもしますが、たいていはベッドの下でスタンバイです。