タイトル


バッグでお財布を (2009.7.13)



建物の仕事に携わってた20年余りの間に、仕事用の鞄を、いくつか引き継ぎました。

仕事用に限っては、ひとつの鞄を壊れるまでとことんで、 7年余り使った最後の鞄は、かなり擦り切れてはいるものの、まだ寿命を全うしていませんでした。
ただ、A4サイズが入るように誂えたもので、これからの暮らしに向いてないビジネスバッグがゆえに、押入行きでした。

長年使ってきた黒い札入れも、ずいぶん擦り切れてきました。
ちょっと前から物色していて、スターネットでの企画展で見た、パッチワーク風のお財布に心惹かれましたが、 半分に折るタイプだったので、断念しました。

擦り切れた鞄とお財布・・・
この二つを眺めていたら、ふと、お財布が作れるのではと閃きました。
鞄を誂えたとき、同じ色の端切れもいただいていたので、その形に合わせて鞄の一部をカットし、 お財布の小銭入れ部分も切り取ってサンドイッチ。
普通のミシンなので、硬くて厚い皮革を縫うには一針ずつ進むしかなく、時間だけはたっぷり掛けて仕上げました。
「素人の手づくりがゆえの、ざっくり感もいいもんねぇ」と言い聞かせた(笑)マイ財布と、今日からお付き合いが始まります。
(追)
反対側のファスナー付きでお財布をとも思ったのですが、幅が広過ぎるのと、もっと皮革が厚くなるので、ミシン掛けは無理。
ファスナー付裏地と合わせて縫い、カード入付きペンシルケースにしました。