お宅を訪問させていただいたうえに、お手料理もご馳走になりました。
O邸は、食前酒を楽しみながらのお食事とか。アルコールに弱い和箪笥さんと、アルコールアレルギーの私では、冷酒を舐める程度。(笑)

レシピは、お肉がとろけるくらいに、じっくり煮込んだビーフシチュウと野菜の炊き合わせ、ゴマ豆腐、 お嫁さんが作ってくださった、エリンギのサラダ、パン、そして丁寧に炊かれた御飯と、お出しの効いたお味噌汁、デザートまで用意してくださり、 どれも美味しくて、ただもう感激しながらいただきました。もちろん器は骨董です。
Oさんとともに、私たちを大歓迎してくれたのは、ゴールデンレドリバーのビールちゃん。
犬好きが分るのでしょうか、和箪笥さんに、もうべったり!
感情を素直に表現するビールちゃんに、猫派の私も目尻が下がります。 それに古民家で暮す犬・・・やっぱり羨ましい。

「大区画整理が始まって私の家も2,3年後にはだいぶ様変わりしてしまいます」とおっしゃてたOさん。
道路のかさ上げで、後退あるいは移転を余儀なくされる家が多く、O邸の手積みの味わい深い石垣も、 お隣が後退分を延長してくるので、取り壊される運命とか。
貴重な建築資産を、どう守っていくかは、その町の“文化のバロメーター”。なんとも惜しいことです。

さてさて、「古民家見学」はいかがでしたでしょうか?
言葉では説明しきれなかった分、写真で・・・これも怪しいのですが
感動のおすそ分けができたらいいなぁと思います。
最後になりましたが、素晴らしい機会を与えてくださったOさんと、引きあわせて頂いた和箪笥さんに、深く深く感謝いたします。
END