ホール正面の洋室は、蔵戸を座卓に使い、今も使えそうな古いミシンと、ちゃんと音が出た!足踏みオルガン、 お医者さんで使われていた、ガラス張りの薬棚には、ガラス瓶などのコレクションが、美しく輝いていました。

この部屋から続く化粧室は、パターン貼りモザイクタイルの洗面カウンターに、レトロなデザインの水栓金具と古材で造られた鏡が設けられた、素適なしつらいでしたが、 明るさが足りなくてシャッターが切れず、お見せできないのが、ほんとに残念。

梁の曲線と天井の傾斜が、ヨーロッパの田舎家を思わせる食堂(左下)は、若いご夫婦の暮しが垣間見え、 ふと、「古民家での暮しをどんなふうに感じていらっしゃるのかしら」と、羨ましさ半分も手伝って、想い巡らしてしまいました。



大正時代の古い洋館で使われていた
文様の美しい型ガラスの建具。
3種類の型ガラスをステンドグラスのようにデザインされています。