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フードオアシス アツミ セミナー

「食の伝統と食材を知る」
 (2011.6.7)



「想いやり生乳」

北海道の「想いやりファーム」 は、日本で唯一、加熱(殺菌処理)をしないで飲める搾ったままの“生乳”をつくっているところです。

乳牛から絞った乳を“生乳”といい、それを工場で加工したものが牛乳。それをまた加工したものを、乳製品という。
100年ほど前までは、生で飲まれていたものが、物の本質よりも安全性を求めるようになり、 工場で殺菌処理されるようになって“牛乳”に。
乳牛が本来出す乳の量を、人間の都合で5倍もの量を出させるようになって、酪農の形態も変わり、草ではなく配合飼料で育てるようになったため、 生乳に大腸菌のような雑菌が、相当量存在するようになった。(乳牛の寿命約20年だったのが、4年ほどに)
そのため加熱処理が必要になり、搾った生乳を工場などで殺菌処理されるが、殺菌には低温殺菌(63度30分)と高温殺菌(130度2秒・・・賞味期限を延ばすため)があり、 付加価値(味が生に近づく)としての低温殺菌牛乳が良しとされているが、元の生乳によっては高温殺菌よりも質の悪い牛乳になってしまう。

低温殺菌で、100から2000の菌が残り(対抗菌)、高温殺菌でも、10〜100の菌が残る・・・だから牛乳は腐る。
「想いやりファーム生乳」は、冷蔵庫で何年でも保存できて、容器の上から、バター・チーズ・ホエー・ヨーグルトに分離発酵する(2年ものを見せていただきました!)
なぜ「想いやりファーム」の生乳は腐らないのか。
「想いやりファーム」では、昔ながらに草を食み、のんびりとストレスのない飼育をし、 「想いやりファーム」で飼育している20数頭の乳牛から、一日平均一頭辺り18リットルの搾乳だそうです。
だから、生乳に菌がいない(0〜5までで、大腸菌がひとつでもいると出荷しない)ので、熱処理をする必要がない。
人間の都合を捨てて、人間が作り変えてしまった牛を、本来の姿にもどすように育てている。(18年掛かったそうです)

「牛乳」を飲んでもカルシウムは摂取できない。
また、牛乳がアトピーの原因になったり、お腹がゴロゴロするというのは、体が拒否している症状。
これは安全担保63度で、酵素も乳酸菌もなくなるからで、「生乳」ならアトピーの人に反応しないばかりか、 本来「生乳が持っている酵素などのちからを摂りこむことが出来る。

乳=酵素(熱に弱く42度が限度)
 ・カルシウム吸収促進 CPP
  牛乳を飲むとカルシウムが摂れるというが、熱処理されて酵素も死滅
  だから牛乳は成分のカルシウムを吸収できないが、生乳は吸収する
 ・ラクトフェリン・・・鉄分吸収
 ・中性脂肪を減らす
 ・歯周病予防
 ・乳酸菌(50度で死滅)が代謝をよくする

「食の勉強会」のメンバーのどなたも、経済とか流通に価値を置かず、その対極である自然や本物を追求する姿勢を知るにつけ、 素晴らしい人たちが日本に居ることを誇りに思い、感動すら覚えます。
「想いやりファーム」の長谷川氏もまた然りで、穏やかに語るお話に、時には我忘れて聞き入ってしまいました。
ただ、聞いた内容全てを書ける能力に乏しいので、できれば直接お話を聞かれた方が、浸透度も理解も深くなります。
来週15日(水)にも、浜松の前嶋屋で、ふたたび「想いやりファーム」長谷川氏の講演会があります。ぜひお出掛けください。

      6月15日 午後6時〜8時

      会場 「前嶋屋」 (まんぼう峠のお土産屋さん)
        静岡県浜松市引佐町東黒田649-17
        TEL:0535-44-0735 
      参加料 無料
      申込・問合せ 前嶋屋まで


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