暮らしの愛着道具 Vol.23
「アジアの布をカーテンに 」

晒柿・暮らしの愛着道具
2003.9.14
ダイニングキッチンの掃き出し窓は、入居した当初、ブラインドをしていました。
ガスコンロに近いこともあって油汚れがひどく掃除も大変なうえに、羽をすぐ曲げてしまうので、 5年ほどして新しいのに替えました。

掃き出しのサッシは半分から下がスリガラスになっているので、透明部分だけの丈にあつらえましたが、 その2台目も8年ほどして壊れてしまったので、以前に雑貨屋さんで買ったインド綿のサリー(写真左)を、横使いで吊るしてみました。
レースとドレープカーテンの中間の、シアーカーテン(薄手で光が透けるカーテンのこと)のようで、この透ける感じが好きで洗面脱衣でも使っていますが、 白地なので日当りの良いダイニングキッチンでも日焼けしませんし、これを機にカーテンの考え方が変りました。

というのは、カーテンレールもしくはカーテンポールにヒダを取ったカーテンを吊るすもんだと疑いなく思っていたものですから、 鍵フックに丸棒を引っ掛け、お気に入りの布をクリップで吊るすというハンドメイド感覚が、新鮮であり、費用も安上り(サリーは1,500円だったの!)ですし、 何より既成観念に囚われないスタイルが、我家のインテリアにはマッチしています。

(追記)
布は消耗品です。
あちこちが裂けてしまったので、2007年に、やはりアジアの布(写真中央)に取り替えました。
以前にも購入した渋色の色違いで、手染めちうこともあって、ちと値が張りました。
そしてまたアジアの布も日焼け四方の端が擦り切れてしまったので、2021年に端をカットして薄いプリント生地(写真右)と二重にしました。
日焼けで文様が薄くなり、日が当たると新しい布のプリントがインテリアになっています。

「通勤バッグ」へ