Asahi Shimbun Digital[and] &「東京の台所」では、東京で暮らす人たちの台所が、記事と写真で紹介されています。
その写真にある  ”切らしたら困るもの”よろしく、我が家のそれ(調味料の一部)を並べてみました。

2015-0116
左から・・・太白胡麻油・京都山田のへんこ一番搾りごま油・井上古式じょうゆ・三河しろたまり・こんにちは料理酒・三河味醂・洗双糖・萬来豆乳

食用油は、オリーブオイルやアボカドオイル、なたね油など、常時5種類ほど揃えていたこともありましたが、使い切る前に酸化するのではと思い、無味無臭なのと価格の点で「太白胡麻油」に落ち着きました。
胡麻の香りづけには「京都山田のへんこ一番搾り」、サラダには亜麻仁油などのオメガ3を。
揚げ物はほとんどしませんが、息子の帰省時に作ることもある季節野菜の天ぷらなどは、米ぬか油を使います。

わりと使う醤油は、原料・製造法と価格で「井上古式じょうゆ」に落ち着きました。
一人暮らしは冷蔵庫に入るこのサイズがよく、さらに小分けして使いやすいボトルに入れ、ニンニク醤油も醤油を継ぎ足しながら常備しています。
好物のうどんや素面の麺つゆには「三河しろたまり」を使い、出汁は昆布と厚削りで取って、「三河しろたまり」と味醂とで味付けます。
いつでも出汁が取れるように、ガラス保存容器へ水と羅臼昆布(お値打ちな切り出しタイプでも濃厚な出汁が取れるし、食べても美味しい)を入れて冷蔵庫に保存。
麺つゆや吸い物は、それに厚削りを、お味噌汁は煮干しを加えて、旨みを引き出します。

アツミセミナーで知って使うようになった「大木代吉本店謹醸の料理酒(清酒 アルコール分17度)」は、ちとお高いのですが、牛蒡の金平とか、お醤油味の煮物や炒めものには、味醂を使わずこれだけで充分美味しくなります。
ボトルが大きいので(720ml)、細いガラス容器に移し替えて、ボトルから剥がした製造季節ごとに変わるラベルの春バージョン(蕗が好き)を、味醂と区別できるように貼りました。

「三河しろたまり」や「八丁味噌」など、愛知は本物(昔ながらの材料と製法で造られたもの)の調味料を造ってる会社が多いそうで、角谷文治郎商店の「三河味醂」も、そのひとつ。
煮物などで甘みが欲しい時は、砂糖は使わず味醂を入れます。

砂糖は、パン生地やジャムなどに洗双糖、朝の生姜紅茶には、よりミネラル分の多い黒糖です。
以前はてんさい糖も常備してたけど、あまり種類が多いのもと思い、今は2つに絞っていますが、『カフェ創作室』では、てんさい糖のスティックシュガーを用意しています。
なんにしても精製されていない砂糖です。
これもアツミセミナーで学んだことですが、三温糖は、精製された蔗糖(白砂糖)にカラメル色素(化学合成された色素)で色付けしたもの。また、白砂糖は日本にしかない砂糖とも聞きました。

シリアルや自家製豆乳ヨーグルトに欠かせない豆乳は、手に入りやすくリーズナブルな豆乳(大豆固形分9%)だと、飲むヨーグルト状にしかできないし、「しろうさぎの豆乳」ではコストが掛かり過ぎるし・・・ということで、検索して見つけたのが「萬来豆乳」です。 http://www.minamisangyo.com/club/
三重県で製造の大豆固形分11%以上(お豆腐も作れます)・国産大豆使用で、お値打ち豆乳の倍の価格であっても、その分栄養面が高く、味わいもよく、ヨーグルトだってしっかり固まってくれるので、Amazon で取り寄せています。(1000ml×6本 3,086円・・・メーカーと同じ価格でも Amazonn は送料無料)

上の写真にはありませんが、毎年仕込むお味噌のこと。
以前は手前味噌を差し上げることも多かったけど、お味噌に限って言えば、それぞれの家庭の好みがあるので、口に合わないかもしれないと思い、押しつける?のをやめました。
なので、3年前に仕込んだ大豆3kg 分を使い終わったのが昨年秋でした。
昨年は仕込まなかったので、今使っているのは、一昨年に仕込んだ2年ものの熟成味噌(大豆2kg 分)です。
そんなわけで、私の食生活だと大豆1.5kg 分仕込むのが適量かもしれません。

いただきものの塩を含めて、いま4種類あります。
茹でるときの塩は青菜くらいで、他は茹で上がってから塩をすることが多いかな。
即席漬けや茹で塩・下味などには「カンフォアの塩」を、振り塩には、いただきものの自然塩を使っています。

もともと酸味が苦手だったうえに、お酢(富士酢プレミアムでも)やレモンなどの酸味で舌が荒れてしまう症状が、年々過敏になってきて、お酢は常備しなくなりました。
年に一度漬ける甘酢生姜(海苔巻に)や甘酢ラッキョウ(サラダなどに)、柚子や柿酢などを代用したり、トマトの季節は、その酸味にオイルを足してドレッシング代わりとしています。

砂糖についての参考記事
in you より引用 http://macrobiotic-daisuki.jp/sugar-hitorikurashi-2097.html

原料による違い

砂糖の中には、さとうきびを原料とするものと、 砂糖大根(てんさい)を原料とするものの2種類があるそうです。
白砂糖、三温糖、きび砂糖、黒砂糖など、砂糖といわれているもののほとんどは、さとうきびを原料にしています。
「てんさい糖」だけが砂糖大根が原料なのですが、(北海道では砂糖大根原料の白砂糖やグラニュー糖もあるようです)そのふたつの原料には大きな違いがあります。

まず砂糖は、その原料によって大きく二種類に分けられます。

●熱帯の植物であるさとうきびは体を冷やす作用がある
●寒冷地でとれるてんさいは体を温める作用がある

「てんさい糖」に多く含まれるオリゴ糖は、おなかのビフィズス菌を元気付け増やしてくれる作用もあり、「てんさい糖」はおなかに優しい砂糖とも言われています。

精製度による違い

精製度によっても身体への作用がずいぶん違います。

●白砂糖、グラニュー糖など精製されたものは、消化吸収が早い分、消耗も早いので血糖値の上下が激しく、すぐまた糖分をとりたくなり、その繰り返しで精神的にキレやすくなったり低血糖症がおこりやすい。

●黒砂糖・きび砂糖・てんさい糖など精製されていないものは、 ゆっくりと消化される分、血糖値の上下が緩慢で、 かつ吸収に時間がかかるので少しの糖分で長い時間もつ。

などの違いがあるようです。
女性に多い悩みの便秘・冷え性が気になる場合は、「てんさい糖」を選ぶと良いのかもしれません。