それでも選挙に行こう!

昨日12月10日、とうとう特定秘密保護法が施行されました。
大手新聞などの世論調査(世論操作とも)では「自公で3分の2を超す勢い」と報じられています。
またなぜか、投票率が上がると自民党が優勢とも。(これこそ投票率を上げないためのブロガパンダ?)
消費増税・憲法改正・集団的自衛権・原発再稼働・TPP・・・
一体どこへ向かおうとしているのかの政策ですが、選挙結果次第では、更にまっしぐらでしょうか。
人それぞれの価値観があるにしても、歯止めの効かない政策に危惧感を抱かずにはいられない一人です。

来る14日の衆院選について、地元で支持したい候補も政党もないとしたら、「大きいことはいいことだ」「ならば反勢力へ」それとも「誰を入れても変わらないから棄権」のうち、どれを選択しますか?

以下は、衆院選について書かれたポリタス等からのお勧め記事の一部を引用しました。
お時間のある時にでも、目に留まった記事からじっくりどうぞ~
尚、ポリタスでは、新しい記事がどんどん更新されてます。

 

【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて) いとうせいこう作家・クリエーター
http://politas.jp/articles/213
より引用

自分一人が投票したところで何も変わらない、と多くの人は思う。選挙を前にして自分が無力であると感じる。その感覚に傷ついて無関心になる人もいる。
だが、「自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人」が投票すると社会が変わる。
私は何度かそういう選挙を見てきた。
デモも同様である。
「私一人が出かけようが出かけまいが何も変わらないと思う」人が実際に出かけると、それが膨れ上がる列になる。
その時、世界は何かしら変わる(ただし根本的に私は、変わろうが変わるまいが思ったことを主張しに出かければよいだけだと考えるのではあるが。そもそも世界を変えたい場合、有効性ばかりを先に考えることは無意味だ。なぜなら変わる前の世界から見た有効性の基準は必ず「古い」から)。

がらりと世界が変わることもある。それはほとんど次元の移動のようだ。今生きている世界から別の世界に、人は突然接続する。私は決して疑似科学を語っているのではない。

これが選挙の謎なのである。
(後略)

【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか? 國分功一郎・高崎経済大学准教授/哲学者
http://politas.jp/articles/237
より引用
手塚治虫の漫画『アドルフに告ぐ』を引きあいに、ボンヤリとした危機感への心理への警鐘を促しています。

“政府は、この1年あまり、歴代の日本政府であれば「さすがにそこまでやるのはマズイ」と判断して自制したであろう政策や法案を次々と実現させている”
しかも、マスメディアに圧力をかけ、広告代理店の知識を使って世論を導き、政府批判が忌避される雰囲気を作り出している。

富んだ者たちを優遇する経済政策が採用され、貧しく弱い立場にいる人たちが公共の給付を受けることに社会は理解を示さない。外国の軍事基地を国内に建設しないで欲しいという願いが選挙で示されても政府はこれを無視し、むしろ、その外国の軍隊に自国の軍事力を利用してもらうための準備を着々と進めている。

そんな中で突然、不意打ちの解散総選挙が行われることになった。与党は、策を弄して作り上げた見栄えのいい数字を使い、経済政策だけを訴えている。
(中略)
しかも今回の選挙は、危機や破局に対する人間の感性のそうした特徴を最大限に利用する形で企画されている。年末の忙しい時期に、不意打ちで解散が行われ、争点もはっきりしない。争点がはっきりしないから、関心は高まらない。ならば人はボンヤリと感じた危機感になど向き合おうとするはずがない。
なお、与党2党は、関心が高まらない選挙、すなわち、低投票率の選挙であればあるほど有利と言われている。

【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる 山崎雅弘・戦史/紛争史研究家
http://politas.jp/articles/240
より引用

◎日本の社会は、第二次安倍政権下でどう変化したか
◎首相が一切触れない問題は何か
◎「棄権」や「白票」という選択肢はありうるか

今を生きる自分の都合しか考えず、「投票したい、投票するに値する政党が見当たらないから投票に行かない/白票を投じる」とか「誰か投票するに値する候補者を用意してくれれば、選挙に行ってやってもいい」「それができないのは政治サイドの責任であって、俺の責任じゃない」などと居直る、親に甘えた子供のような発想は、少なくとも国民が命がけで旧体制と戦って「民主化」を勝ち取った国では、決して出てこないでしょう。

実質的な「選択の自由」が与えられた環境で国民が投票できる選挙は、もしかしたら今回が最後になるかもしれない。ほとんどの日本人は、そんな風には考えていないでしょうが、古今東西の戦史や紛争史を調べれば、それと気付かないまま「最後の民主的選挙」を通り過ぎて、後戻りのできない「別の政治体制」へと移行した例は、決して少なくありません。

「投票で政治を変えることはできない」という指摘は、現状では正しい部分もありますが、権力者は「投票結果を武器として、盾として、最大限に利用する」ことも事実です。現在の選挙制度では、「棄権」や「白票」は与党に投票したのと同等の効果を持ちます。
(後略)

【総選挙2014】主権者が「物申す」絶好の機会  想田和弘・映画作家
http://politas.jp/articles/223
より引用

“国民の判断を仰ぎたがらない首相” その1:特定秘密保護法
“国民の判断を仰ぎたがらない首相” その2:TPP
“国民の判断を仰ぎたがらない首相” その3:原発 その4:集団的自衛権

「首相としての資質」を問うための選挙

安倍政権の延命策として始まった選挙であり、700億円も血税をかける正当性があるのかどうかは甚だ疑問だが、選挙は選挙である。私たち主権者は、「消費税の引き上げを18カ月延期すべきかどうか」などというよく分からない「争点」に乗ることなく、私たちの基準で審判を下したいものである。

すなわち、経済だけでなく、秘密保護法、TPP、原発、集団的自衛権、生活保護の切り捨てなど、安倍政権がこれまで進めてきた政策や、その傲岸不遜な進め方について、「物申す機会」としてとらえるべきである。あるいは、主権者不在で進められたそれらの政策を、選挙後に召集された国会で廃止していくためのチャンスとしてとらえるべきである。派遣法改悪、米軍基地の辺野古移設強行など、安倍氏がこれから進めようとしている政策に「ノー」を突きつける機会でもある。
(後略)

【総選挙2014年】敢えて消費税という切り口で考える総選挙 岩本沙弓・大阪経済大学 経営学部 客員教授
http://politas.jp/articles/242
より引用

文化放送「おはよう寺ちゃん」でもお馴染の経済学者・岩本沙弓さんは
いつも分かりやすい言葉で経済を語ってくれます。

消費税という偽名

国民はすっかり消費税という名前に惑わされているが、日本の消費税法のどこにも消費者に消費税の納税義務があるとは書かれていない。納税義務が発生するのは事業者であり、実質事業税が消費税の本当の姿である。したがって、消費税などという偽名がまかり通っているのは日本だけで、海外では付加価値税と呼ぶのが一般的だ。
事業者は付加価値税をモノの値段に転嫁してもしなくてもよい。そこに法的強制力はないが、たいていは税金分を上乗せすることになる。日本国民は自分が消費税の負担をしていると錯覚しているが、納税義務が発生しない以上、物価としての負担をしているだけだ。一方、実際の納税者である事業者(輸出企業を除く)にとっては、赤字であっても黒字であっても売り上げがあれば必ず徴税されてしまうため非常に厳しい税金である。

社会保障費の充実にも、財政再建にも役立っていない消費税
日本のGDP(国内総生産)の6割を占める個人消費は消費税増税となれば一気に減退する。サラリーマンの平均給与が概して15年下がり続けるような中で、増税となれば実質所得が目減りするため、より一層、消費を抑えるという行動になってしまう。消費税だけがその理由と結論付けるつもりはないが、格差の拡大、社会不安の広まりも含め、日本が失ったとされるこの20年あまりは、消費税の歴史とピタリと重なる。消費税が日本経済に与えるマイナスの影響について真摯に分析する時期に来ているのは間違いあるまい。
(後略)

さよなら安倍政権  http://ouen100.net/ より引用 ※このサイトの下方に、各選挙区のデータ記載あり

アベノミクスでお金持ちになられた皆様 このサイトはあなたとは関係御座いません。
それ以外の99・99%の皆さんにご提案です! 皆さんの税金を使い、毎日高級店の天ぷらや寿司に舌鼓を打ち、皆さんの税金を使った奥様との世界旅行で心身ともにお疲れの安倍総理に、お休みして貰いませんか?
皆から巻き上げた税金で大企業に還付と減税、庶民には、長時間労働・低賃金を強いた上に、残業代ゼロに前のめり、医療や福祉は自己負担がこの先上がるのみ、おまけに大切な年金に手を付け、株につぎ込み博打を打つ・・・ どうみても、明らかに、安倍総理はお疲れです。 退陣して戴きましょう。

安倍総理を退陣に追い込む為には、今回の衆議院選挙で、 自民党の100議席を、野党側に移譲しなければなりません。 自民党が100議席失えば、過半数割れ。 安倍総理自ら仰った、選挙後の「退陣」が実現します。 皆で力を合わせて、実現しませんか?

今回は野党間で「候補者調整」が行われ、小選挙区では、 事実上、自民VS野党の一騎打ちと言う選挙区が多数存在します。
野党支持者の票がひとつに集まれば、自民候補に勝てるのです。 勝てる野党候補への投票を徹底する事により、自民の議席が減っていく事になります。

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前回の選挙結果をもとに、自民候補を引きずり落とす可能性がある野党候補をご紹介しております。