木目の化粧合板だったトイレの壁に、ジョリパッドを塗ったのは、もう10年ほど前のこと。
塗った端から乾いてしまうので、塗りムラの調整ができないばかりか、道具などに付いたジョリパッドが落ちなくて、すべて処分したし、施工後も揮発性の匂いに悩まされたりで、散々な思いをしました。
実は、店舗の改装で使ってた例があったので、あまり考えもせずに決めてしまったのですが、それでも、ざらっとした質感は気に入ってたのです。
まぁ、東海地震や東南海地震で壁にクラックが入ったり、剥がれ落ちたら(その程度で済めばですが)珪藻土を塗り直そうとの心づもりをしていました。

最近、その壁の薄汚れが目立つようになりました。
キッチンに塗った珪藻土は汚れを分解するので、こて跡の段差も気にならないのですが、ジョリパッドはざらっとした表面も汚れを吸いこんでしまうようです。
いつでも取り掛かれるように、材料や養生テープを用意してあったので、仕事が忙しくなる前にやっておこうと思い立ちました。

珪藻土をジョリパッドの上から塗ると、ひょっとしたらアクが出るかもしれないので、壁の一部で試し塗りをしたところ、その範囲においては大丈夫でした。
朝から養生テープを貼り、2日かけて丁寧にと思ってたけど、ジョリパッドの凹凸を均しながら、ゆっくり塗っても5時間ほどで作業終了。
乾くまで3~4日は掛かりそうで、一番汚れていたぺーパーホルダー周りにアク(その汚れが浮き出るような)が出るんじゃないかと心配だけど、目立つようなら、その周辺を重ね塗りしようかとも思っています。

4/12 PM の乾き具合
2015-0410