旅の荷物をほどき、ひと段落したあと布団に潜ったものの、2日間の静かな感動の余韻覚めやらず、猫たちも騒ぎ出したので、珈琲を淹れてPCに向かう。
そして、至福の2日間を過ごさせていただいたことを反芻する。

 

「秀明館」も「天山湯治郷」も、時を経た靜かな佇まいと趣き、品格があり、新緑の中の温泉でまったりと時を過ごしながら滋養食をいただき、川のせせらぎや風の音、鳥のさえずりと、オーナーさんの豊富な話題に耳を傾けた。
心も体もゆるむ温泉と、そこで迎えてくれる人たちの寛容で穏やかな“もてなし”の心配りにも癒され、その心地よさに時間を忘れてしまった。
連泊らしき人も、日帰りの人たちも、それぞれのスタイルで、ゆるむことを楽しんでいた。
帰りのルートで通り抜けた数々の箱根温泉宿と一線を画するものがあるとしたら、旅人を迎える人たちの真心かもしれない。
見送ってくださったオーナーさんの本ものに対する哲学と美意識、最後に飲んだエスプレッソの味とお人柄のにじみ出たマスターの笑顔などに、たくさんの大切なことを教えていただいた箱根の旅だった。
撮らせていただいた写真を整理しつつ、ゆっくり、そして丁寧にまとめたいと思っている。

It clicks!
(早朝の「羽衣」ロビーにて瞑想、そして ふとフランク・ロイドを想う)