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明星ライブラリーさん企画の“着物部”に参加した。
朝倉川の川べりでお弁当を広げ、川のせせらぎと鳥のさえずりに耳を傾けながら、おしゃべりを楽しむ。ちょろりさんのお宅へ場を移し、持ち寄った着物のコーディネートや着付など、食後の運動がてらに汗をかきながら侃々諤々。和の伝統を楽しみながらも、形にとらわれ過ぎず、自由に柔軟に着物を受け入れる様子に、私の居場所もあった。
ちょろりさんのお手前が始まり、明星ライブラリーのAさんが見立てた季節の和菓子が回された。
なんとも涼やかで美しいお菓子とお手前をいただきながら、かきつばたと「伊勢物語」に始まり、それぞれの「旅」を語る。
私は2週間前の箱根のことを、いきさつも交えて話すうち、「心の旅」を語られた詩人で歌人でミュージシャンのYさんとリンクしていたことが判明。
会の最後に、そのYさんが短歌を詠んだ。川べりでのひとときから、着物、茶会への流れを感じたままにで、言霊の響きに感銘を受けた。同じ時間を過ごしていながら、感性だけでなく、時空が違うのだろう。
みなさん、ずーっとお若い。そのお若い人たちと重なる時代や時間があったことを、縁(えにし)だと思った。
「いい一日でした」とつぶやいて、下界へと帰路についた。