住宅管理センターに依頼したハチの巣の撤去作業が、昨日終わりました。
さっそく今朝から、残っていた箇所の剪定をしたあと、植え込みの方も鋏を入れると、こちらにも蜂の巣があるようで、アシナガハチが羽音を響かせて飛んできたので、すぐさま止めました。

蜂に刺された時の知識がなかったので、あらためてネットで調べ、一番わかりやすいものを引用し、覚書としましたが、文中に、「毒性はスズメバチよりも多少弱いが、刺されたときはスズメバチ以上に痛い」 とあり、あらためて納得。
「アナフィラキシーショックは、2回目以降に蜂に刺されると発症する」といわれているそうで、念のため携帯電話を携えて作業した方がよさそうとも思いました。

http://subserveinformation.com/paper-wasp より引用

アシナガバチに刺されたら?

アシナガバチは他のハチに比べて、人間の生活圏内に巣をつくることで知られています。
雨をしのぐことができる家の軒下や壁、庭先でよく見かけ、適度に日の当たるようなところを好むようです。
また、街中でも巣をよく見かけ、街路樹や植え込みの中など、子供の手が届くような低い場所にも巣を作りますので、気を付けなくてはなりません。
アシナガバチは、自分の生まれた場所をよく覚えており、繰り返し同じ場所に巣を作ることでも知られています。
そのため巣を撤去する際に、生き残りのアシナガバチがいると、再び、同じ場所にまた巣を作られてしまうため注意が必要です。
アシナガバチはスズメバチに比べて攻撃性が低く、こちらから手を出さない限りは攻撃をしてきません。
しかし、生活圏内に作られたアシナガバチの巣の存在に気付かず、うっかり巣に近づいてしまい、刺されてしまうケースが多いようです。

アシナガバチに刺されたらどんな症状?

それでは、アシナガバチに刺されるとどのような症状が出るのでしょう。
毒性はスズメバチよりも多少弱いですが、刺されたときはスズメバチ以上に痛いです。
非常に強い痛みのあと、患部が大きくパンパンに腫れあがります。

2回目に刺されると危険なの?

スズメバチと同様に、アシナガバチもアナフィラキシーショックに、注意をしなくてはなりません。一般的に、アナフィラキシーショックは、2回目以降に蜂に刺されると発症するといわれています。
スズメバチとアシナガバチは、蜂の中でも毒性が高く、2回目に刺された場合は、特に注意をしなくてはならない蜂です。
アナフィラキシーは蜂毒に含まれる原因物質によって引き起こされます。
刺されてから15分以内に症状が出るといわれており、主な症状としては冷や汗、呼吸困難、血圧低下、けいれん、じんましん、意識障害などがあります。
上記のような症状に当てはまる場合、アナフィラキシーの疑いがありますので、大至急救急車を呼び、何科でもよいので病院で処置を受ける必要があります。2回目以降に刺された人の約10%の人に、アナフィラキシーショックの症状が出るといわれています。

刺された場合の対処方法と応急処置

他の蜂からの攻撃を避けるため、姿勢を低くして10~20メートルほどその場から離れます。
患部を冷やし蜂毒を薄めるため、流水で傷口を洗い流します。
症状をできるだけ緩和するため、虫刺され薬を塗ります。
(炎症やかゆみを抑える、抗ヒスタミン成分を含むステロイド系軟膏が良いです)
ぬれタオルで患部を冷し安静にします。
患部を冷やすことで血管が収縮し、毒のまわりを遅くすることができます。
アシナガバチに刺された場合、一般的に皮膚科の受診で大丈夫でしょう。
しかし、刺されてから30分以内に症状の急変がある場合は、一刻も早い病院での処置が必要となります。
その場合は何科かにこだわらず、すみやかに医療機関を受診しましょう。

まとめ

蜂毒が強いアシナガバチは、スズメバチに次いで刺されると怖い蜂といえるでしょう。
まずは刺されないよう、アシナガバチがいる環境に極力近づかないことが大事です。
また、万が一刺されてしまった場合に備え、普段から適切な知識を身に付け、的確な応急処置が取れるよう準備しておくことが大事です。
特に、過去に蜂に刺されたことがあり2回目となる場合は、万全の対策をし必ず病院を受診するようにしましょう。