人の体の中では毎日がん細胞が出来ているものの、それを退治する細胞キラーの働きもあってバランスを保っているが、免疫力が衰えバランスが崩れるとガン化するのだそうです。

老化や生活習慣、ストレス、最近では遺伝子も要因の一つといわれ、高齢になると二人に一人はガンになる時代とも。
食生活を正しただけでは病の全てを防げないこともあるならば、訪れるかもしれない一人になったときのために、あらためて知っておこうと思い、ガン治療に関する情報を探しました。
 

病院でのガンの治療で真っ先に思い浮かぶのは、手術、抗がん剤治療、放射線治療ですが、地域の病院では陽子線治療や免疫療法も目にするようになりました。

陽子線治療とは URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/陽子線治療

免疫療法は2種類あり、ガン細胞の種類に合う抗がん剤を使い分ける方法と、がん組織の中には免疫細胞ががんを攻撃するのに重要な成分が含まれていて、それを目印にしておとなしい免疫細胞を活性化できる自家がんワクチン療法で、実際に治療を受けている方たちの動画もありました。

免疫療法で調べていくうちに、抗がん剤を使わず副作用もほとんどない光免疫療法というのもありました。
画期的な治療ながらも、光免疫療法には保険適用の条件もあるようですし(ゆくゆくは対象になるかも)、どの治療をするにしても費用が高額です。
もともと病院での治療を第一にと考えてはいなかったけど、あらためて経済的に無理なことを知らされた検索でした。

◆免疫細胞治療

◆光免疫療法

https://ja.wikipedia.org/wiki/光免疫療法  【光免疫療法:近赤外線でがん細胞が死滅】

 

若いころから愛煙家だった母は、ひょっとしたらガンがあっても病院嫌いだったのが幸いしたのかどうか、ふくらはぎにボコボコとできていた静脈瘤が動き、82歳を前に心不全で他界しました。
親不孝だった私は、孤独死させたことへの後悔の念にしばらく苛まれましたが、葬儀の時に「やえちゃん(母の名)は、いい死に方をしたね」と言った叔母さんは、その2か月後に胃がんの手術を受けたものの、食べることが出来ないまま帰らぬ人となりました。
お見舞いに行くと「8時間もの手術でたくさん取ったから、元気になるよ」と言い、その3週間後に抗がん剤治療を受けている同僚を見舞いがてら寄ると、かなり衰弱していて何とか話せましたが、その次に行った時は、面会謝絶の誰も居ない個室の開いたドア越しに、チューブに繋がれた叔母さんが横たわっているのが見えました。
その3日後に訃報の知らせがあり、苦しむことなく、わずらわせることなく逝った母への叔母さんの気持ちを、あとになって理解しました。

◆食事療法

50代半ばに同い年の同僚が乳がんになり、雑誌の創刊号(「田舎暮らしの本」だったような)で、末期ガンをご家族の勧めで玄米食糧法で取り入れた医院で完治された女性の、第二の人生(東北で民宿を)を紹介した記事を読んだこともあって、友人として何かできることをと調べるうちに、ゲルソン療法を知りました。
日本の医師がご自分のガンをゲルソン療法で克服された著書を読んで、その同僚に勧めましたが、同僚もご家族も病院を信頼していて受け入れる選択はないと。
ガン患者とそのご家族の気持ちを知らずして勧めた自分の愚かさと、いろんな治療があること知っておく大切さも学びました。
ゲルソン療法を厳密に取り入れるのは大変でも、食生活を見直すきっかけになり、オメガ3(私はエゴマ油)や大豆製品、小魚、海藻、ビタミンCを摂るよう心掛け、一時は人参ジュースにも嵌りました。(安物のジューサーが壊れて中断)

私の中に食事療法がインプットされ、数年前には「世にも美しいガンの治し方」の著者でもあるムラキテルミさんのブログ、最近はムラキテルミさんを指導したイシハラクリニック院長・石原結實さんや、甲田光雄さんの半日断食の本を読み返しています。

 

末期の肝ガンを克服した「世にも美しいガンの治し方」の著者でもあるムラキテルミさんの講演動画

 

◆千島学説に基づいた血液循環療法

千島学説 Wikipedia

ずい分前に「よみがえる千島学説―間違いだらけの現代医療」を読んだことがあります。
「細胞は骨髄ではなく血液は小腸の絨毛で造られ、赤血球が細胞になる」というもので、論文の発表後にいったんは海外で認められたのに、医学会(世界中の)の常識を揺るがす内容なだけに無視されたそうです。
私には学術用語での理論を読む力が足りなかったものの、「生命の自覚 ~よみがえる千島学説~」は、がんは自然治癒力で治る、老化は腸内細菌が原因になっている、断食をすれば血液はきれいになるなど、分かりやすく書かれた本でした。

歯科医師・小峰一雄氏の「自然治癒力が上がる食事」では、体と歯とつながっていて「抜歯・抜髄が招く恐ろしい前進尾病気」を読むと、親知らずや臼場のほとんどを抜いたり抜髄してるだけに驚愕しましたが、「虫歯は自然治癒力で治せる」「歯周病の原因は歯磨きより食生活」「糖質コントロール」など、ガン予防に通ずるものがあり、じっくり読んでおきたい一冊でした。

 

「食べものが体をつくる」といいます。
また「人体は、1日で1兆個もの細胞を入れ替えている」とも。
どなたかが仰っていた「主治医は自分である」ならば、情報があふれる中での選択肢として、食の見直しとストレスのない暮らしをの、出来ることから始めようと思います。

 

蕾を付けた元気なフェンネルの鉢の中で、スミレが咲き始めました。
セルバチコの黄色い花も咲いて、なんだか春のような11月のベランダ菜園です。