サイトの制作依頼があると、さくらインターネットでサーバーをレンタルしていただいています。
wordpres を使うためのデータベースが、2018年からバージョン5.7 になり、2017年までのサイトに対してバージョンアップのメールが届くようになりました。
すでに新バージョンで作り直したサイトは3件で、30余りあるサイトのバージョンアップに今週から取り掛かっています。

手順は、クライアントさんごとの情報でコントロールパネルにログインして、データベースのグレードアップを予約すると、予約した時間に、5.7 へデータベースのコピーができます。(完了するとメール着)

ダウンロードしておいたwp-config.php をエディターで開き、データベース名を変えた場合は、それとmysql ナンバーを書き換えたあとサーバーへアップロード(上書き)すると、バージョン5.7 のサイトが表示される・・・。

月曜日は、投稿記事を使っていないサイト2つをアップグレード。
何ごともなく無事終了し、投稿記事を使っているサイト3件を明朝(いつも午前4時)に予約。

翌火曜、2つのサイトは難なく終了。
ところが、3つ目のサイトはエラー500 で表示されなくなりました。
ファイルの書き換えを、前の情報に戻しても表示されないのです。
カスタマーサポートの受付時間まで待って、問い合わせましたが、「エラーログ」にて確認、対処してくださいと。

コントロールパネルでログを残す設定をしても、ログの記録は午前零時でないと記録されないのです。
明日まで待てないよりも、そのエラーログ自体が、私には理解できないだろうと思いました。

しかたなく「wordpres エラー500」で検索。
PHPファイルの記述や、プラグインの相性などが原因となることもあるそうで、あれこれやってみて変わるどころか、今度は「Parse error: syntax error T_CONSTANT_ENCAPSED_STRING…wp-config.php という表示になりました。

やはり wp-config.php が原因だろうと、何度も書き換えたwp-config.php を破棄し、無事更新できたサイトのwp-config.php を使ってネームを変え、サーバーへアップロードすると、やっとサイトが表示されるようになりました。
書き換えで、数字を手入力した時、全角だったのを半角に修正しても、それが原因としか思えないケースでした。

まだ5サイトが終わっただけで、今後にアクシデントがない事を祈るばかりですが、それにしてもwordpres になってから、管理者でなければ対応できない事態が数年ごとに起きます。

サイト制作会社は、それを見越して管理費(サーバーやドメイン更新料込み)を設けているのでしょう。
名古屋の知人から、「ご友人がホームページを制作会社で作ったものの、ログインさせてもらえないどころか、サイトの内容を変えたくても迅速に対応してもらえず悩んでいる」という話を聞きました。
ブログ投稿はログインできるというので、サイトとは別のデータベースをブログにしてるのかもしれません。
固定ページを開いただけでもレイアウトが崩れることがあるのを考えると、ログイン情報を伝えないのも、管理会社ならあり得ます。

私の場合は、サイトを開設宣言した時に、ログイン情報をお渡ししてます。
ただ、コントロールパネルでの設定までしてる方は、ほとんどいないと思います。
HTML サイトをwordpres に変更や独自ドメインを使ってる方のssl 証明手続きと設定、コンタクトフォームのスパム対策、そして今度のデータベースのアップグレードなどを、私の方で対処してきましたが、制作サイトが増えると、けっこうな仕事量になるので、次世代へのバトンタッチの際は、各クライアントさんに、管理をしてもらう(有料)か、ご自分でするかを選択していただくのがいいかもしれません。