思い返せば、母親代わりだったロンが永眠して2.3年後から始まったハナの夜鳴きに長いこと悩まされ、2月下旬からの遠吠えのような夜鳴きには、心身ともに参っていました。

4月に保護した野良猫を動物病院へ連れて行った際に、ひょっとして認知症(ハナは今年18歳)かもしれないと先生に相談すると、認知症の症状はないとのこと。
4日間分の催眠導入剤(ハナ用)を処方されたものの、薬の恩恵は2日だけで、3日目には薬を吐き出してしまい、4日目も拒否で、追加で出してもらった薬を、美味しいはずのウェットフードやチュールに混ぜても、がんと口にしなくなり(カリカリは食べてた様子)、またまた睡眠寸断が続きました。

そして4月中旬の夜中、叫ぶように鳴き続けるハナを抱きながら、私の方が泣けてきました。
朝まで抱いて過ごしたその日に、ハナの住処を片付けてしまい、他の猫たちと過ごすように仕向けました。
まだ肌寒い4月は、電気座布団を敷いた籐椅子に集合の(奥から)ソラ・ミミ・メグ・ハナ。

住処へ戻ろうとするハナを、何度か猫椅子へ連れていくを繰り返し、時々は私の膝でハナが飽きるまでのグルーミングをしたら、遠吠えのような夜鳴きが納まったのでした。
トイレに行くときは相変わらず大きな声で鳴くものの、鳴きどおしではなくなったし、長いこと悩まされたうえに、2か月間の遠吠えにはノイローゼ寸前だったので、どんなに喜ばしいことか。
ゆったりと猫たちが過ごせるようにと、2月ごろから検討していた猫用ベッド(2人掛けのソファ)の購入に至りました。

5月初めに納品予定が、10日余り遅れてやっと届き、さっそく冬に私が使っていた電磁波カットの敷毛布を敷き、その上に汚れ防止の布を掛けてベッドメーキング。
電気敷毛布の幅はソファにぴったりなのと、奥行き80センチは座面から背もたれまで回せるので、背もたれに触れて寝ると、暖かさが倍増です。

ソラは、寝ていても、その場で吐き戻すことが多いので、電気敷毛布の厚みがソファへの浸透を防いでくれるし、気軽に洗濯できる布も数枚あって、吐き戻し対策は万全です。
また、ひじ掛けが無いので、夏に使う小さな枕を電気敷毛布の下へ置いて段差が付くようにしたら、段差の好きなソラがそこを定位置にしています。

猫ベッドにソファをだなんて勿体ないようでも、5匹の猫たちが伸び伸びと快適に過ごせ、時には私も空いたところで昼寝をするし(ひじ掛けにしている枕はそのためでもあります)、大きな籐椅子を2つ並べるよりもスッキリするのと、イケアの椅子は私が使いたい・・・長いこと検討した末の導入でした。