昨夜は寒くて、首にストールを巻いたうえに、厚手の羽毛の掛け布団も引っ張りだして床に就いた。
夢うつつにミミが吐く前兆の音で覚醒し、見ると絨毯の上だったので、朦朧としながらも起きてミミを移動させようとしたとき、またもや屈み過ぎて右横へ転倒してしまい、まだ曲がり切らない右脚に痛みが走った。
そこから立ち上がれなくて、近くの籐椅子まで這って行って、ゆっくり立ち上がった。
水分の多いミミのは、ペルシャ柄の絨毯だと汚れが分かりづらいが、私の叫び声でびっくりしたのか、移動したキッチンの床に吐いていた。
汚物を片付けながら、以前ほどではないものの、指の付け根に違和感があって、成田記念病院での診察日の今日は、駅まで歩けるかどうか心配になる。
南栄駅までは何とか歩けるかもしれないが、無理をしないで、豊橋駅からはバスかタクシーを利用しようと考えながらベッドに戻ったのが午前2時半過ぎ。
こんなことがあると、やっぱりミミは隣の部屋で寝てもらおうと思うが、おとなしく従ってくれないだろうなとも思う。
そして5分もしないうちに、今度はチャイが続けて2回吐いた。
絨毯の上だったけど、ほとんど消化してない状態(毛玉が原因)なので、片付けは楽だった。
すっかり眠気が吹き飛んでしまい、キッチンとテーブルのアームライトの灯りを点け、PCの電源を入れて、ニュースや天気予報をチェック。
4時半ごろに珈琲を淹れ、なんとも早い朝食を摂った。
明るくなって、ゴミ出しの後のウォーキングはパスで、初めて浴槽にお湯を張って入浴・・・
手摺はあるので、浴槽へ入るぶんには問題なかったが、座ろうとしても右の足首も膝も曲がり切らないし、ちゃんと立ち上がれるんだろうかと不安になり、洗面器を逆さにして腰掛けた。
だから、お湯に浸かれず、腰湯状態だった。真冬だったらとても寒くてもたいない。
体を洗って流した後、思い切って浴槽に腰を下ろしてみた。
温まった頃を見計らって、浴槽の淵を左手でつかんで、左足に荷重をかけてなら、ゆっくり立ち上がることができた。
当分、この方法に慣れるしかない。
病院へは、渥美線からバスに乗り継いで行くことにした。
バス停のある西駅までは、家から南栄駅までくらいの距離があったし、たった1区間先の病院までだって、更に同じくらいの距離があるから、近そうでもバスの方が賢明なのだ。
もちろん帰りもバスで、本数が多いから、医療センターへよりは、ぐっと利便性がいい。
