インテリアコーディネーターの仕事は、けっこうハードで、プランニングやお客様との打ち合わせの他に、現場へ赴くことが多かった。それもぶ厚い見本帳や現物サンプルなどを引っさげてで、雨の日だって出かけてゆく。
そんなとき、両手が空くショルダーバックは必須で、小さく見えてもたっぷり入るagnes.bのショルダーバッグは、雨の日でも頼りがいのあるパートナーだった。

もちろん現場や打ち合わせでなくとも、台風や大雨のときはレインコートにこのショルダーとゴムの長靴で武装していくのは、現役を退いた今でも変わらない。
また、CONTAX RTSの時も、今のFZ50でも、時にはカメラバッグとして使うこともあって、数少ないバッグながら重要な役割を果たしてくれるショルダーなのだ。
ずい分酷使してたから、ショルダーベルトとバイピングの革が白っぽく色あせてしまった。
それを、やっと腰を上げてメンテナンスってことで、市内のレザーショップ・エムでキットを購入して、バイピング部分は面相筆を、ベルトはハケを使って着色し、色落ちしないようにコーティングもした。
高価ではないけど安くもなかったagnes.bのショルダーは、本体のビニールもしっかりしてるが、いい革を使っているので、買った頃のように蘇って嬉しくなった。
退職後は、たいていサイザルバッグを使ってるので、こちらの取っ手の革も剥げてきた。
これも今日、メンテナンスしよう。
着物用に編んでもらったペーパーコードのバッグは、木の取っ手に替えようと思い、すでに取っ手を購入してあるものの、ネットで見たよりも色が明るかったので、塗装しなおしてからになるけど、それを付ける革紐も購入しておいた。
古布を柿渋で染めたバッグの取っ手をつないでいる紐も擦り切れてきたので、紐を替える予定。
あまり使ってないが、裂織作家さんのポシェットも、ベルト(人工革)を、「エム」さんで革タイプに交換してもらっている。