左手首辺りを骨折してから、ちょうど一週間になる。
手首と手の甲の腫れが引いて、手を下げれば甲の血管が浮き出るようになったし、当初の痛みも、だいぶ緩和されてはいるが、それでも鈍痛で夜中の2時3時に目が覚めてしまう。
ハナに起こされてた私が、ハナを起こす番に回ってるけど、そもそも痛いという感覚は、手の組織がどのようになってて起こるんだろうと、さすりながら考える。
ふと、中村天風さんが、インドのヨーガの聖人であるカリアッパ師のもとで修行中、カリアッパ師に「今日はどうかね?」と聞かれると、結核を患ってる辛さを訴えるくだりを思い出した。
次の日も、また次の日で、辛さに囚われて抜け出せないでいる天風さんを諭すカリアッパ師に目覚め、ヨガの修行を全うしながら病も完治させていく。
病は気からともいうように、病気だと思うから病人になり、痛いと思うから痛い・・・私も、手の組織なんぞでなく、痛みの意識から抜け出せないでいるのだろう。
You Tube を見ながら歌ってると、痛みのことなど忘れてるもんね。
だからといって、真夜中に歌うわけにもいかないし、ここは天風さんのように瞑想かなぁ。

 

左手が不自由の追加として・・・
絞ることができない・右腕が洗えない・右手の爪が切れない・猫たちの爪も切れない
そしてパンも切れない!
そう、パンを切ろうと思うと、ゲジゲジで厚みも均一にならないし、カッティングボードにパンくずだらけ。
そこで考えた、切らなくてもいい食べきりサイズのプチパンを作ろう!
ってことで、昨日のうちに胡麻と全粒粉入りの生地を仕込んでおいて、今朝、冷蔵庫から出して一時間放置のあと成形し二次発酵。丸める作業は右手だけでもできる。
分割が適当だから、大きさは揃わないけど、焼きたてのアツアツが美味しい。
胡麻のプチパンに、生野菜とポテトサラダを添えてモーニング。
そうそう、胡椒も挽けないんだった。