It clicks!昨夜は、雷鳴と共に待ちかねた雨、それもしっかり降ってくれた。
雷鳴は遠いけど、念のためにPCの接続をアンテナ部分で断っておいて、早々と床についた。
4時ごろにハナが起床。鳴き続けるので、しかたなく付き合う。
こわばった体をほぐすストレッチしてキッチンに立ち、いつものライ麦パンを仕込んだ。
早朝にやるのは初めてで、気温が低めだからか、散歩から戻った一時間後でも膨らみが今ひとつゆえ、蓋付きのフライパンを温めて発酵を促し、二次発酵もそこそこに焼いた。
いつもの長時間低温発酵のような食感ではなかったけど、もう少し柔らかめにして、黒すり胡麻を入れたら美味しいかも。
今年も木村秋則さんの講演会が有り、午後から田原へ。日中の車中は相当暑いので、立体駐車場へ停めるために早めに出かけ、小一時間を図書館で過ごした。
木村さんの講演会ともなると、各地から人が集まり、顔見知りの人も多かった。
3年連続でお話を聞く機会を得て、お話の内容にもダブる部分もあったけど、農業を担う人たちの意識改革が確実に広がり、この田原にもNPOが生まれて自然農業へと向かっているという。
今回の講演会主催は田原市で、「みんなのたはら元気ネット」が共催。
農業だけでなく、田原には若い世代のネットワークにもエネルギーを感じる。

 

1時間半の講演のあとの質疑に、木村秋則さんの丁寧なアドバイスが返る。
中には未確認飛行物体についての質問も有り、今年は一度遭遇したとのこと。(写真をその機関に確認してもらっている)
頑なに認めない米国をよそに、いまやイギリスも、続いてインド・フランス・ドイツなどがUFOの存在を認めていると。また近年、頻繁に出現するのは、なにかへの警告かもしれないとも仰っていた。
地域にもよるのかもしれないけど、UFOなどが見える人、見えない人がいるのも確か。
私は見えないタイプかもしれないけど、存在は信じている。

最後の質問者は、「木村さんの本に感動して、定年後に菜園をはじめ、2本の林檎の木を育てているが、実が落ちてしまうのはどうしてなんでしょう?」と、ご持参の林檎を木村さんに渡された。
木村さんはまず「林檎はバラ科の植物で寒い環境が必要なので、温かい田原では土の温度を下げる工夫(藁でマルチ)をするのと、実が落ちるのは、茎を切る虫がいるからで、一度発生するとそこに棲みついてしまう。ただ酢の匂いが嫌いなので、ペットボトルに入れて上をカットし、横に窓を2箇所開けて木に吊るしておくと予防できる」という。

他に、印象に残った栽培法として・・・
ジャガイモの種イモは切り口を下にして植えるのが常識だけど、それを上にして浅植えにすると、種イモの横と下に出来るので地寄せの必要はないし、いいジャガイモが出来る。
ある程度の高さになったトマトの苗は、上の葉を残して下葉を取り除き、茎を横に植える。そうすると葉を取った節から根が出てしっかり張り、トマトの茎が長く伸びて収穫量が増える。
堆肥や肥料を施すから虫がつく。窒素過多は環境汚染にも繋がるし、防虫薬を使えば、土壌も汚染する。
土壌を替えていくには、何でも吸収しながら長い根を張る(硬い土壌を開墾してくれる)麦と、空気中の窒素を根のこぶに固定する大豆を植えて、その間に作物を作る。
長いこと放置された休耕田や畑があったら、そこから自然農を始めるのがいい。