一瞬、突風が吹いて、雪ではなく小雨が降った午後、初の林檎ケーキにトライ。

20センチのフライパンに、少しのバターとビートグラニュー糖、くし形に切った林檎をぐるりと並べ、ホットケーキミックスを卵と牛乳で溶いた生地を林檎に被せて、ストーブでゆっくり過熱。
オーブンだと上下から加熱されるけど、フライパンだと下火のみ。表面に穴があきだした頃に蓋をして、さらに過熱。美味しい匂いが充満し、竹串を刺しても生地が付かなくなったので、底の部分の焼き色を確かめたのちにお皿に移し、シナモンをたっぷり振りかけて完成。

キャラメリゼした林檎と、そのソースが染み込んだケーキが美味しい!
一口サイズにゴロっと切ってコンポートにした林檎に、生地を少しだけゆるめにして作るのも美味しいかもと、想像をめぐらしながら2切れ目に手を出した。


 

曇り空でも、朝は風が無くて、ウォーキングの途中で汗ばむくらいだったのが、午後から風が強くなり体感温度が低い。
10年に一度の寒波がやってくるんだそうで、ここらは雪が舞うかどうか。
電気もガスも灯油も高騰してるので、温暖なのはありがたいけど、それでも雪は別物。

20代まで豊川だったので、大寒波の時はけっこう積もったけど、温暖な豊橋だと雪は降っても、雪だるまが作れるほどに積もるのは珍しい。
それでも10数年前、夜のうちに降った雪が凍結して、交差点のある坂道では、前の車が登り切るのを確認してから走らせたことがあった。スキーなどで雪道を走る車でない限り、スノータイヤを装備する地域ではないので、どの車も恐る恐るの運転に、20分の通勤が2時間近く掛けて出社したのだった。

10代から40代初めまでスキーに明け暮れただけに、雪に覆われた道や公園・駐車場をスケーティングしたくなる衝動に駆られたこともあったけど、スキー道具を新調した年がスキー納めになってしまい、いつか、いつか行こうと思いながらも機会が無く、板が錆びつき、劣化したスキー靴を見て、スキーへの想いを吹っ切ったのが、ほんの6.7年前のこと。
さすがに滑る夢は見ることがなくなったけど、雪は、いまでも心が躍る。