夏の間、小康状態?のカフェだったけど、今日のカフェは久々に賑わいをみせて、ご家族で岡崎からいらしてくださったり、打ち合わせを兼ねての来店や、アレンジ教室に参加の生徒さんも多かったりで、高揚した空気が漂ったカフェだった。

 

いま医院を建設中でもある、お客さまのTさんから、先だって途中経過のメールを頂いてもいたけど、今までには無い医院へ取り組まれている様子や、建設に関わる人たちの逸話に、いい波動の中で工事が進められてるんだなぁと嬉しく思い、今日はさらに具体的なお話を伺うことが出来た。

 

初めてお会いしたときの立ち話で、開院に向けてのお話を聞いたとき、ラウンドスケープとしての庭の設計をするであればと、お二人の造園士を勧めた。
そのお一人は名前もお顔も知らないのに、パン屋さんの隣の家のエントランスが素敵で、「いい庭だなぁ」と思ってたお宅が、その数年後、庭を特集した雑誌の中で、ひときわ目を引いた雑木の庭の造園デザイナーの住まいであることを知った。しかも地元の人であった。
ただそれだけのことで勧めたのだが、翌日にはもう、そこをご夫婦で訊ねられていて、「どんなに予算があっても請け負うわけではない」というデザイナーとの対話の中で、お互い共鳴しあうものがあったという。そしていま、建設工事とともにプランの始まっているとも。
工務店も大工さんにも恵まれているそうで、誰もがお施主さんの思いを我が事のように受け止め、仕事の枠を超えた何かに突き動かされているのだろう。
村上和雄さんの言う、「こころの在りようが眠っている遺伝子のスイッチのON・OFFに関係している」という話のごとく・・・じつは私もその一人で、縁のあったことに感謝している。

 

開院は来年春予定で、その折には「晒柿」でもレポートさせていただくことになった。
今から楽しみでもあるし、機会があれば現場へも赴きたいと思っている。