石巻の畑へ昨日行く予定をしてたのが、帰省してた長男が、友人の結婚式の後の二次会へ行くことになって、出そびれてしまった。
それで今日になってしまい、道中の柿畑へ寄ったら、「24日が最終です」・・・あらま
実は渋柿を分けて欲しいとお願いしてあったので、その畑の横を通るたび寄ってはいたけど、いつも畑主さんが居ないときばかりで、気になっていた。
連絡先を伝えてなかったし、聞いてもなかったので、どうしたものかと思いつつ、畑へ向かった。

2週間ぶりの畑は、あっちもこっちも猪が耕してくれて、大変なことになっていた。
無花果のホワイトゼノアは根っこが見えてるし、3株のアガバンサスは掘り出されてあった。
刈り取った雑草でマルチしておいた畝も、ぐちゃぐちゃになってるわで、猪たちがお宝探しに奔走したようだ。
何もない我が畑ゆえ、猪にとっては徒労に終わったかもしれないが、後始末の大変なこと。
生ゴミを畑に埋めようと持参したけど、また掘り返されるだろうと思って持ち帰った。

畑の帰りにミカンを買い(安いとこがあるの)、未練がましく柿畑ルートへと車を走らせた。
と、その柿畑で剪定した枝の括り作業をしていた男性が二人が居たので、「以前、渋柿を分けていただくようお願いしたものですが・・・」と、声をかけてみた。
専業農家ではなく、畑で収穫作業をしているのは奥さんで、男性の一人が、そのご主人だった。

奥さんに携帯で連絡を取ってくれて、渋柿をご自宅まで取りに行ってくださった。

 

ほどなくして戻られたご主人さん曰く、「間一髪だったね」・・・と。
渋柿を頼んだ私が来ないなぁと思いつつも連絡の手立てがないし、生ものだから他の人に差し上げる予定だった一袋を、たまたま連絡が取れなかったので、それを回してくださったのだと。
そして、色づかなかったからと、5kgはありそうな袋いっぱいの柿までいただいた。
「来年また次郎柿を買いに来てくれればいいから」と、渋柿の代金を受け取ってくださらなかったのだ。
「運がいい」だけではないような流れに、嬉しいびっくりだった。