リバース型人工肩関節の手術をした医療センターでの、退院後3回目の定期健診へは、渥美線の通勤通学ラッシュを避けた時間帯に変更したので、とても楽だった。
レントゲン撮影後に待つことなく診察となり、訪問リハビリと自主トレの成果もあって、腕の可動域が前回よりかなり広がって、主治医の先生がほめてくださった。
まだ痺れは残っていても、右手の指の浮腫みがなくなり、左手が主導であっても、ほとんどの家事で右手が使えるようになってきた。
リハビリの最終目標は、右手でフォークやスプーンで食事が出来ることと伝えたら、今後もリハビリを続けるようにとの励ましの言葉もいただいた。
「右を下に寝てもよいか」と聞いたところ、かまわないとのこと。
長時間は無理でも、左側だけでなく右側へも寝返りが出来ると、朝起きた時の、棒のように固まった腰と体全体が楽になる。
当面は経過観察をと、また2か月後の予約が入った。
毎週だときついだろう通院も、2か月に一度くらいなら愉しみの方が勝る。
今日はこのあと、警察署にて免許証返納ということで、バスと市電を乗り継いで行く。
赤岩口まですぐかと思いきや、葦毛湿原から多米までの途中で、乗用車が横転してたり、センスの良い住宅や、完熟の柿の木を眺めたりの、ちょっとしたバスツアーを楽しむことができた。
終点の赤岩口が市電乗り場だった。
市電に乗るのは何十年ぶりかが思い出せないけど、のんびり感のある市電に揺られながら、三河弁を駆使の成田家虚生さんの市電を題材にした創作落語を思い出した。
豊橋警察署へは「市役所前」で降りればよかったのだけれど、その一つ手前で降りて向かった。
建物はすぐそこに見えても、入り口はやはり「市役所前」の方が断然近い。
右手で字が書けるようになったので、申請書類を書いて、そのまま市役所(南部窓口でと思ったら市役所でしか出来ないとのこと)でタクシー券配布の手続きもした。
配布されたタクシー券は2029年まで使えるというので、いざというときのためにとっておくことにした。
予定よりも時間がかかってしまったけど、駅まで行ってカルミアで、本と食料などを買い物して帰宅。
午後1時半を回っていたので、お留守番のお腹を空かせた猫たちが大騒ぎ。
猫ご飯の支度のあと、私もカルミアの惣菜店で購入したキンパと蓮根のコロッケ(食感も美味しかった)2つで、遅いランチタイム。
タンパク質源はほとんどないのに、夕方になってもお腹が空かず、消費期限が今日までの牛乳を暖め、カフェインレスコーヒーも淹れて、カフェ・オ・レを夕食とした。

